大崎上島の高校生が
UIターンで働く人にインタビュー

島の仕事図鑑1-7

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25.何でも屋Iターン

年収200万生活を目指す町の何でも屋さん

山木さん
自給自足の生活を目指し、2013年に海沿いの一軒家を購入して移住。昔は大のバイク好きで大学時代に毎週末、県外までツーリング。こんな暮らしをするなんて夢にも思わなかったと笑う山木さん。
きっかけは子どもが生まれたこと。前職は機械設計。今は草刈りから掃除までなんでもこなす町のなんでも屋さん。一つの仕事で稼ぐのではなく、月3万の仕事を複業することが理想と語る。
今春生まれる3人目の子どもために、まずは生活の基盤作りに専念する。

26.造船Iターン

関西から家族で移住、島暮らし4年目
船の設計を年に4回もこなす

津田さん
小さい頃から船が作りたかったという津田さん。船の中でも主に貨物船の設計を担当している。画面や図面だけで物事を判断するのではなく、現場に立ち会って、様々な人に関わっていくことが魅力という。
設計をする時には現場目線を重視して、実際に居住スペースをいかに過ごしやすくするかを考えることに最も仕事のやりがいを感じている。
やりたいことをやりながら、島のきれいな空気や海を、家族と一緒に感じることができる。家族みんなで島暮らし満喫中。

27.団体職員Uターン

リフレッシュは趣味のギター。家族や親戚、 友達、地域の人との付き合いを大事に

真崎さん
生粋の島人である真崎さんは、島の高校に通い、卒業後も島で就職。都会への憧れよりも、生まれ育った島で暮らしたいと言う。
仕事は協同組合の保険業務。先輩の姿を見ながら、営業や窓口業務を学んできた。大切なのは自分なりの工夫をどれだけできるかだと語る。
保険のトラブルなどを解するのは一筋縄ではいかないが、丁寧に向き合いながら一つひとつ問題を解決していくことがやりがいと笑顔で語る。その笑顔には親しみやすい人柄が溢れている。

28.公務員Uターン

幼少期を過ごした島へUターン
都会の目線を持つ公務員

川上さん
帰る場所があったから帰ってきた。川上さんは小4まで島で暮らし、その後は神奈川県で暮らしていた。社会人になり当たり前のように東京で過ごしていたが、2013年に島の町役場へ転職した。
どんなにITが発達しても島では直接町民と顔を合わせて話す。そんな当たり前のことが仕事のやりがいだと言う。昨年結婚し、今春ママになる。島の好きな場所は神峰山。「絶景ですよ」と屈託なく笑う。
一度、島の外に出たからこそわかる島の良さをこれからも発信したいと語る。

島の仕事図鑑目次

【1】海洋土木/パン屋/理容師/電気屋【2】音楽/養殖/警察官/情報通信
【3】教育/工芸/整備士/農家・6次産業【4】映像/喫茶・洋菓子/ソーシャルデザイナー/漁師
【5】農業/介護福祉/海運/宿泊業【6】デザイナー/保育士/物流運送/鍼灸師
【7】何でも屋/造船/団体職員/公務員
【8】山田洋次監督「東京家族」の脚本を手掛けた 平松恵美子さんが語る島風景