大崎上島の高校生が
UIターンで働く人にインタビュー

島の仕事図鑑1-1

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1.海洋土木Uターン

海と陸、島の地形に合わせた建築土木


望月さん
島では助け合う仲間がいる。もし職を失っても生きていけるのが島の好きなところ。そう語るのは建設会社に勤める望月さん。人に見てもらえる場所に、形が残るものを、自分たちの手で作れることがこの仕事のやりがい。島の地形を見ながら、桟橋を設置したり、自社クレーン船を用いた重量物の据え付けなどを行う。
測量が好きで、1ミリも狂わず合わせることが出来た瞬間が嬉しいと笑う。感謝してもらえる仕事を目指しながら、商工会青年部で地域活動にも奮闘中!

2.パン屋Iターン

島の素材を活かしたパン作り


中尾さん
就労支援員として福祉施設で働く中尾さん。以前は神戸のパン屋で働いていたが、島のブルーベリーと出会い、その魅力に引き込まれる。
パン屋の経験を見込まれ、新たにパン事業の立ち上げに奮闘し、販売が軌道に乗った今では障がいを持った人でも、イキイキと働ける職場づくり、施設の利用者さんが就業出来るように支援することがやりがい。島では、親身になってくれる人が多く、島に父母がたくさん出来たようで嬉しいと笑顔で語る。

3.理容師Uターン

シーカヤック、ビーチバレーが趣味 アクティブな島の理容師!


角本さん
家業の理髪店を継ぐことを決めたのは高校生の頃。島の高校に通いながら理容の通信教育を始め、卒業と同時に島外へ。理髪の現場で修行を積み重ねる日々を送った。その後Uターン。お客さんのさっぱりした顔が一番と仕事の魅力を語る。お客さんは急いでいたり、ゆったりしていたり人それぞれ。
大切なのは、呼吸と波長を合わせること。歩いて行ける島の理髪店だからこそ暮らしのテンポに合わせられる。近所の子どもの髪を切りながら、その成長を見るのも楽しみの一つ。

4.電気屋Uターン

地域の祭りをこよなく愛する
保育士の資格を持った町の電気屋さん


浜田さん
将来の島の姿を考えたら福祉関連の資格を持っておいた方が良いと考え大阪の大学へ進学。島外にいても祭りのためだけに帰ってくるほど、地域の祭りが大好きな浜田さん。
「櫂伝馬」という木造船の伝統的な祭りが今も島に残る。(櫂伝馬はP15参照)仕事は、家業の電気屋を継いで、電化製品の販売・配達、取付工事やその設置などをするために島内を駆け回る。
休日の船釣りは楽しみの一つ。人の温かさを感じるこの島を若い力で盛り上げる。それが次なる目標だと語る。

島の仕事図鑑目次

【1】海洋土木/パン屋/理容師/電気屋【2】音楽/養殖/警察官/情報通信
【3】教育/工芸/整備士/農家・6次産業【4】映像/喫茶・洋菓子/ソーシャルデザイナー/漁師
【5】農業/介護福祉/海運/宿泊業【6】デザイナー/保育士/物流運送/鍼灸師
【7】何でも屋/造船/団体職員/公務員
【8】山田洋次監督「東京家族」の脚本を手掛けた 平松恵美子さんが語る島風景