高校生がインタビュー:
旅する仕事図鑑~とびしま海道編④
島の仕事図鑑7-4
仕事図鑑でつなぐ学校交流
令和四年二月八日、仕事図鑑を制作した学校の交流会がオンラインで実施された。
参加したのは、北海道大空高校、広島県大崎海星高校、広島県因島高校の三校一八名である。お互いの地域ならではの仕事や学校について紹介し合った。交流内容は生徒らが企画、当日の司会も生徒が行った。
まず、アイスブレイクでは「自分を漢字一文字で表すと?」というテーマで各々が考える漢字を見せ合った。「笑」や「夢」だったりと明るい印象の漢字が多くみられた。その後は、それぞれの地域・学校の魅力や特長を紹介。他校や他地域と、自分の学校とを比較しながら聞いたことで、自分の住む地域や学校の魅力を再発見する機会になったようだった。
後半は六グループに分かれて、仕事図鑑や学校の共通点や相違点などについて対話をした。最初は、会話が続かず無言の時間ができてしまったが、質問したり、普段の学校の雰囲気などを聞いたりするなどして、自分たちで工夫しながら交流を楽しんだ。「もっと話したい」「時間が足りない」と終了後もした後も話が盛り上がっていた。
振り返りでも「二校とも魅力が溢れ出ていて実際に行きたくなった」「他の学校と話せていい経験になった」「もっと話したい」という声が多くあがった。参加したほとんどの生徒が第二回学校交流を希望していたので、ぜひ来年も開催したい。そして、もっと交流を深めていきたい。
この経験はお互いにとっていい刺激になるだろう。
ふたりが語るみらいの仕事
とびしま海道出身の高校生に聞いてみた
とびしま海道の大崎下島出身で大崎海星高校に通う大町渚桜(おおまち・なぎさ)さん(高3)と、今村朱希(いまむら・じゅの)さん(高2)に話を聞いてみた。
おすすめの場所を突然聞いたにもかかわらず、日本一大きなジャングルジム、歴史のみえる丘公園など、「あそこで鬼ごっこしたよね。」と二人の思い出を語ってくれた。
また、今回インタビューした竹内さんや北谷さんとも、つながりがあるようで、「地域のスポーツの場で知り合った。」とか「職場体験でお世話になった。」など、仕事人が身近な存在であることを教えてくれた。
二人の夢はインテリアデザイナーとパティシエで、それぞれの道に向かって励んでいるところ。将来、この仕事図鑑に載りたいと笑いながら話してくれた。
旅する仕事図鑑 目次
- 【1】食堂店主(加藤成崇さん)/ みかん農家(竹内信太郎さん)/ カフェ店主(濱下杏奈さん)
- 【2】ゲストハウス番頭(矢野智之さん)/ オーガニック農家(梶岡 秀さん)/ カフェ店主(北谷京子さん)
- 【3】工場長(石井裕和さん)/ 画家(田中佐知男さん)/ 地域おこし協力隊(野村莉織さん) / カフェ店主(Tom coultonさん)
- 【4】仕事図鑑でつなぐ学校交流
- 【5】ふたりが語るみらいの仕事 / お土産大調査