国内の製材トップ企業
売上高1200億円を突破
国産材活用にも力

中国木材株式会社

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 国内の製材最大手。住宅用構造材(梁・桁・柱など)の製材を中心に、加工から納品までを一貫して行う。主力は強度に優れた北米大陸のベイマツ。世界トップクラスである林産会社の米ウェアハウザー社と直接輸入取引している。会長が自宅建設で体験した不具合から研究開発したベイマツ乾燥材「ドライ・ビーム」はその国内シェアで95%以上を誇る。

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多品種・即納・欠品なし

 スギやヒノキなどの国産材のほか、レッドウッドを中心とした欧州材など多品種の木材を取りそろえ、顧客の多様なニーズに対応。強度に優れるベイマツと国産スギを組み合わせた異樹種集成材「ハイブリッド・ビーム」も開発している。注文には全国10ヵ所の物流拠点から翌日には発送できる体制を確立し、「多品種・即納・欠品なし」を実現する生産管理体制を敷く。自社工場から排出される樹皮やオガ粉なども活用すべく、バイオマス発電事業も手掛ける。それらをボイラーの燃料とし、電気や蒸気を効率良く得ている。2017年6月期決算で1000億円を突破、19年6月期決算では、1200億円の売上高を達成した。今後は住宅用構造材や発電事業に加え、内装材や輸出などに注力し、将来は1500億円を目指す。

国産材の活用を拡大へ

 本社や鹿島工場(茨城県)など8カ所の生産拠点を持つ。特に日向工場(宮崎県)は杉原木の供給量が好調に推移していることなどから増設を行った。これまでの投資総額は約500億円、敷地約53万6000平方㍍。原木の取扱量は今期約62万立方㍍で、国産材としては日本最大規模となる。
 バイオマス発電施設も新たに1万4500㌔㍗の発電能力を持つプラントを整備し、既存の施設と合わせて3万2500㌔㍗とする。製材で出る樹皮などを発電や乾燥に使って工場内のエネルギー供給を賄うほか、固定価格買取制度(FIT)での売電も実施。国産材を無駄なく活用する「日向モデル」の確立を目指す。
 本社のバイオマス発電は17年7月に2号機が稼働し、既存の施設と合わせ1万4850㌔㍗に拡大。23年2月には、郷原工場で9990㌔㍗の発電所が稼働予定。
 国産材の供給や価格の安定に向け、山林取得も進めており、現在約7800㌶を所有。こうした国産材の利用拡大の取り組みが評価され、15年度の農林水産祭で天皇杯を受賞した。
 18年12月には大阪センターを移転。従来の敷地の約2倍となる約3万7600平方㍍の用地を取得し、プレカット工場も建設。郷原(広島県)でプレカットして関西まで運んでいたものを移管し、物流の合理化を図る。

DIYで話題のカフェ板

 今後、国内の住宅着工件数の減少が見込まれる中、内装材や輸出など、新たな需要の開拓に力を入れる。無垢の風合いを生かした面材「ムク・ボード」のほか、カフェの床やカウンター等に使ってほしいと名づけた「カフェ板」などを商品化。カフェ板は2019年度グッドデザイン賞を受賞した。韓国や中国、台湾など、海外への輸出も進める。

会社概要

中国木材株式会社
本  社:呉市広多賀谷3-1-1
設  立:1955年1月20日
資 本 金:1億円
売 上 高:1200億1500万円(2019年6月期)
従業員数:2582人(グループ、派遣含む)
事業内容:木材の製材および乾燥材・集成材の製造、木材の物流・販売・輸出、
     プレカット加工、原木および製材製品の直輸入、木質バイオマス発電、山林経営
T E L:0823-71-7147
U R L:http://www.chugokumokuzai.co.jp/

※2020年8月当時の情報です。