高校生がインタビュー:
大崎上島 元気な地域。見守る福祉。

島の仕事図鑑4-1

動画をリクエストする

事務職【Iターン】大林晃

感謝されることが自分の成長

仲間と上司を
繋ぐ
200人を超える介護グループの本部で、職員の管理や会計など、企業を下支えする事務課長として働く。仕事で最も時間を割くのは書類の確認。働いている仲間と施設長を繋ぐ重要な役割である。福祉の仕事をはじめようと思ったきっかけは、大学生時代にボランティアとして参加した障害者の人たちとのキャンプ体験。仕事で大変なことは、施設が年中無休であること。やりがいは、自分が成長しながら皆に感謝をされることだという。東京に住み、当初はサッカー選手か警察官になりたいと思っていた。しかし4年前に大崎上島へ5人の家族と共に移住した。島には小・中・高校があるという安心感が移住の決め手になった。「島にスローライフを求めてきたが、いつの間にか多忙になった」と苦笑い。仕事と家族との時間の両方がとても充実している。


\生涯現役働く地域の元気 古田ナカ子 90 歳/

一番楽しいのは今。「親切」がモットー
「休みたいと思ったことはない。」そう言うのは、島で長年タバコ屋をしている古田さん。 昭和25年に親の店を引き継いだ。90歳を超えた今でも年中無休でお店に立つ。タバコが売れることはもちろん楽しいが、人と話をしている時が一番楽しい。若い頃は子どもを育てながら仕事をして、今は一人でお店を切り盛りしている。過去を振り返っても悔いはないと言う。1日1日を大切にしながら、誠実に生きている姿がまぶしく見える。

職業指導員【Uターン】川崎比沙央

大切にしているのは一人一人の個性

多様性
就労移行支援事業に関わる川崎さんは職業指導員として障害者の方々と一緒にパンの製造・販売に携わっている。そこで大切にしていることは「一人一人に個性がある」ということ。利用者の方は良いところや課題がそれぞれ違っている。だからこそ、普段からのコミュニケーションはとても重要で相談しやすい環境づくりやアドバイスがいつでもできるように準備している。そこには目の前にいる「人」を思いやり、理解することが、仕事をするうえで大切であるという強い気持ちが現れていた。また、川崎さんは仕事と同じぐらい島の伝統文化の継承に対しても想いが溢れている。島の伝統的なお祭り「櫂伝馬」や秋祭りには担い手として参加している。そして「これからも伝統文化を守り・受け継ぎながら大切にしていきたい」と語ってくれた。


介護福祉士【Iターン】梅山瑛美

人のあたたかさが最高の魅力

笑顔溢れる職場
親戚の移住をきっかけに島の魅力に出会い移住した梅山さん。朝は鳥の鳴き声で目が覚め、夜は星空を見上げる。気がつけばテレビを見る時間が減って、季節を感じながら自然を満喫できる島の暮らしに大満足。大阪でも福祉の仕事をしていたからこそ感じることは、島の利用者さん達は自分でできることが本当に多いということ。食事や入浴、排泄などの介助は当然行っているが、サービスを提供してもらうというより、なんでも自分でやろうとする姿勢には驚かされた。その元気さに負けないよう毎日働いていると語る。仕事で心がけていることは「自分がしてもらって嬉しいことを自分でする」こと。人任せにするのではなく、お互い声をかけることを大切にし助け合うことで、これからも笑顔溢れる職場に したいと教えてくれた。


島の仕事図鑑4 目次

【1】大林晃さん/古田ナカ子さん/川崎比沙央さん/梅山瑛美さん 【2】小室祐紀さん/島田智大さん/岡田美佐子さん/川上慎司さん
【3】寄能真美さん/宮本博さん/オガワ成美さん/岡本展幸 【4】池田美果さん/波多野学さん/沖原静さん
【5】大崎上島未来会議 地域福祉編