ビル管理中核に飲食・介護など13社で構成
60周年の23年に売上高200億円へ

株式会社第一ビルサービス

 ビルメンテナンスの第一ビルサービスを中核とするみどりグループ。2018年12月に「山口調理機株式会社」(山口県)をグループに加え、病院内給食や商業施設運営など、現在13社で構成する。新事業の積極展開やM&A(合併買収)で、過去10年で売上高を4倍に伸ばしており、2018年6月期グループ売上高は107億9675万円と、初めて100億円を突破した。19年は115億円を見込み、成長を続ける。
 グループ中核の第一ビルサービスは管理戸数が約1650棟。ビル事業では中四国と九州地域で物件取得も積極化している。また、介護・保育では広島、廿日市市、山口県岩国市で16施設を運営。福祉関連事業で培ったノウハウを生かし、食品製造にも参入。東広島市黒瀬町と安佐南区川内の工場を本格稼働し、グループで手掛ける病院内給食サービスや介護施設など向けに食事を提供。病院などに入るレストランも手掛ける。
  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3
  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3
 このほか、グループの新事業として「第一ビルサービス・トレハン事業部」を設け、60~70代のシニア層の人材紹介業を18年9月から始め、翌年夏に法人化した。
 「高齢になってもまだまだ健康に働ける方は多い。シニア層が働くことによるプラス効果は、単に人手不足の解消に留まりません。私自身、以前は介護事業を手掛け、高齢者と交流を多く持ってきました。そうした方々が培ってこられたスキルや経験、知恵はもちろん、仕事に取り組む姿勢や責任感を、優しさと厳しさを持って若い世代に伝えることが、各企業の発展につながるはず。『働く意欲あるシニア世代』と『職場の人材不足と業務改善に取り組む企業』の橋渡しをしたい」と、担当の山根浩取締役。

商業施設、リゾート運営へ

 グループ会社が管理運営する商業施設「広島マリーナホップ(西区観音新町)」は「マリホ水族館」や、旅行誌「るるぶ」との連携で旅を誘発する「マリホフードホール」の施設拡充を進め、来場客を伸ばしている。マリーナホップをハブ拠点とした観光プランを計画する。
 その一環で19年4月に島根県江津市の温泉リゾート施設「風の国」の譲渡を受け、運営を開始。1995年に開設した施設で、マリーナホップの運営ノウハウを生かし、活性化を図る。木からつるした球体型の宿泊施設などを新設し豪華なキャンプ「グランピング場」を開設するほか、コテージはペット同伴の宿泊ができるようリニューアル。これらで自然環境を生かして森の中で過ごす感覚を向上させる。地元農家と連携した農業体験や、陶芸、釣りなども計画。将来は高齢者が健康なうちに入居し、終身で過ごすことが可能な生活共同体「CCRC」の形成に向け、アクティブシニア用の戸建ての注文住宅を施設内に建てる予定もある。
 杉川聡社長は、「『安定と成長』、『チーム力と個人力』をテーマに多くの方が働き、多くのお客さまに喜んでいただける企業づくりと、あらゆる人と企業が持つ可能性を広げる社会の実現に向けて努力いたします。挑戦、進化を続ける『みどりグループ』として、23年の60周年にはグループ目標である売上高200億円達成を目指し、今後とも広島を拠点に地元で愛され、信頼していただき、地域に貢献できる企業グループに邁進したい」と述べている。

会社概要

株式会社第一ビルサービス
本 社:広島市中区大手町5-3-12
設 立:1963年7月
資本金:3000万円
売上高:51億円(グループ108億円、2018年6月期)
従業員数:772人(グループ1511人、2018年6月期)
事業内容:不動産総合サービス業
T E L:082-248-1601
U R L:https://www.midori-gr.com/daiichibs/

※2019年8月当時の情報です。

数字でみる株式会社第一ビルサービス

Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1
Thumbnail for Gallery Image 1