弁当の受託が好調
1万食超を製造・宅配

サンシャイングループ

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衛生管理や業務効率化に力

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 広島県全域で事業所向け給食弁当を製造販売する。2019年に組織を再編し、弁当製造のアナナス紀元、弁当販売のブロコロ紀元、弁当店や食堂受託運営のパレイヤ紀元の3社に、福山で弁当を製販する三福林を加え、サンシャイングループとして100年企業へ向けて動き出した。

一品入魂で毎日手作り

 創業以来、「一品入魂」をモットーに揚げ物から焼き物、煮物まで心を込めて手作りし、1日1万2000食を提供する。22 年に品質管理部を立ち上げ、社内検査や食品衛生マニュアルの見直しなど安心安全な弁当の提供への取り組みを強化。23年5月に衛生管理手法HACCP認証も取得した。

受託製造を強化

 テレワークの普及などで給食弁当の需要は減少傾向で、光熱・原料費も高騰して多くの同業が厳しい経営を強いられている。そこで、21年に受託製造事業を開始。本社工場をフル稼働させ、弁当を増産して同業に販売している。田川祐起大社長は、「製造量を増やして1個当たりの製造コストを抑える。同業は営業や配達に専念できる。引き合いが増え、遠方からも引き受けられるよう冷凍設備の導入を検討中。相互に生き残れる仕組みを確立したい」と話す。

学生とメニュー開発

 17年から安田女子大や広島文教大、広島修道大の学生と共同でメニューを開発。弁当は大学構内で販売し、学生の視点を日替わり弁当のメニュー開発にも生かしている。
 本社などで営む弁当店では390円の「サンキュー弁当」を提供。物価高の中、低価格が受けて売れ行きが好調だ。22年5月に移転・開院した安佐市民病院内で、職員と外来のレストラン運営も始めた。

風通しの良い職場づくり

 働きやすい職場づくりに注力し、献立や工程の工夫などで隔週休2日を実現。残業時間も減り、18年に県の働き方改革実践企業に認定された。10~20代の若手をリーダー職に登用し、職歴にかかわらず活躍できる環境を用意する。



会社概要

サンシャイングループ
本  社:広島市安佐北区深川2丁目49-23
設  立:1965年
資 本 金:1300万円
売 上 高:17億円(2023年5月期、グループ)
従業員数:180人(2023年5月期、グループ)
事業内容:企業向け宅配弁当の製造・販売など
T E L:082-842-5091
U R L:http://sunshinegroup.co.jp/
※2023年9月当時の情報です。