サイト制作は中四国地区で最多規模
クラウド事業で成長加速、海外展開も視野

株式会社Fabric Arts

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 ウェブサイト制作を主体に、管理システムの構築やアプリ開発、ウェブ広告コンサルティングなど、さまざまなITソリューションを提供する。サイト制作に欠かせないライターやカメラマン、グラフィックデザイナーを専属で雇用し、専用の写真スタジオを設ける。商品説明や企業PRなど、販売促進や宣伝用の映像コンテンツをはじめ、企業のロゴマークなども手掛け、クライアントの要望にワンストップで対応できる総合力を強みとする。
 年間300件に上るサイト制作の実績は、中国・四国地区で最多規模という。7年前からは東京に進出し、多くの大手企業をクライアントに抱える。現在、売り上げの約6割を東京の案件が占める。
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クラウドサービスに注力

 企業の成長スピードを加速させるために、特に力を入れているのがクラウドサービス事業だ。2016年12月から提供を始めた企業向けの管理業務システム「ecat CLOUD(イーキャットクラウド)」は、顧客、書類、給与、売上高などを一元管理できる。システム内で見積書の作成、請求、入金管理などを行えるほか、各社員がやり取りした顧客とのメールや帳票類などを、全てプロジェクトごとにまとめられる機能を備える。組織でデータを一元管理し、業務の効率化や新規の営業開拓の推進につなげてもらう。いまだに社員独自の手法で営業情報を管理する中堅・中小企業は多く、狙う市場規模は大きい。並行して、一般消費者が快適な買い物ができるような環境をつくるための通販サイト構築サービス「ecat COMMERCE(イーキャットコマース)」も展開する。
 東京で開かれる催事を中心に営業展開し、ecatは現在400社弱に採用されている。2018年からは20人までが使える無料版を加えるなど、サービスのバージョンアップを重ねる。
 今後、ecatに加え、同社が提供する多言語翻訳サービス「ウェブトラ」や、サイト更新管理「LYDIA(レイディア)」、紙媒体をウェブ上で効果的に表示できる「MASTO(マスト)」などのパッケージシステムなどを、定額制で使い放題とする「ファブリックボックス」を投入する計画だ。社員のモチベーションUPのために首都圏などで導入が増えている「社内ポイント制度」の専用システムの提供も始める予定。西坪由起社長は、「創業時に中心だったホームページ制作を通して、クライアントの要望や課題をヒアリングし、さらなるサービス向上や新たなシステム開発に取り組んできました。当社だからできるサービスは何か、ということを常に模索しています。一層複雑化するインターネット関連の課題に対応しながら、世の中にはない価値を創造し続けたいです」と話す。
 5年後に新規株式公開を目標に掲げる。

拠点開き海外展開を視野

 今後、ますます加速するグローバル化に伴い、海外の企業との提携や、外国人スタッフの雇用を始めた。16年には、ベトナム・ハノイとホーチミンに開発拠点を開設。約20人のエンジニアを雇い、日本で受注した案件の開発を担う。日本で培った事業を基に、海外市場への展開を視野に入れている。

会社概要

株式会社Fabric Arts
本  社:広島市中区紙屋町2-1-22 広島興銀ビル9 階
設  立:2007年11月
資本金:1000万円
売上高: 2 億7500万円(2017年10月期)
従業員数:42人
事業内容:ウェブサイト、システム、アプリ開発、
     コーヒーなど食品、雑貨品、服飾品の通信販売、
     クラウドパッケージ販売
T E L:082-246-9200


https://www.fabric-arts.co.jp/ ※2018年8月当時の情報です。

 

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