サイト制作は中四国地区最多規模 クラウドサービスで成長を加速
海外展開を視野にベトナム人雇用を積極化

株式会社Fabric Arts

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サイト制作を軸に周辺事業拡大

 2007年にウェブサイト制作で創業し、現在は管理システムの構築、通販サイトのコンサルティング、自社パッケージ商品の開発、企業のブランディングなど幅広いインターネット関連事業を手掛ける。
 年間300件に上るサイト制作の実績は、中四国地区で最多規模という。サイト制作をきっかけにして企業からのさまざまな要望に応える中で、着実にサービスラインアップを拡充。商品説明や企業PRなどの映像コンテンツをはじめ、グラフィックデザイン、ロゴマーク、パンフレット制作なども手掛け、ワンストップで対応できる総合力が強みとなっている。18年に手掛けた境町観光協会(茨城県)の案件は、サイトにはじまり、キャッチコピー、看板デザイン、パンフレットなどの制作にまでおよび、地域ブランディング全般を請け負った一例だ。デジタル分野の進化に伴って企業が抱える課題はさらに複雑化しており、総合的なITソリューションを提案することで事業拡大を続けている。
 より大きな市場の開拓に向け11年に東京に進出し、多くの大手企業をクライアントに抱える。18年8月には福岡支社を開設、11月には事業拡大のために東京支社を銀座から恵比寿に移転した。
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クラウドサービスが伸長

 企業の成長スピードを加速させるために、特に力を入れているのがクラウドサービス事業だ。16年に顧客・書類・給与・売上高などのデータを組織で一元管理し、業務の効率化や新規の営業開拓の推進につなげてもらう管理業務システム「ecat CLOUD(イーキャットクラウド)」、通販サイトを手軽に構築できる「ecat COMMERCE(コマース)」をリリース。さらに18年には、テンプレートで簡単にサイト構築ができる「ecat WEB」、社内コミュニケ―ションを促進する「ecat LEARNING」も追加した。これらのパッケージを定額で使い放題サービスも展開。今後もバージョンアップを継続する計画だ。東京で開かれる展示会を中心に営業展開し、現在500社弱に採用されている。
 新たな展開として、中国で普及するスマートフォン決済アプリ「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」の代理店となり今後、ecatとシステム連動することでさらなるサービス拡充を計画。その先に海外展開も視野に入れる。

ベトナム人を積極雇用

 今後、ますます加速するグローバル化に伴い、外国人スタッフの雇用を積極化している。12年にエンジニアを募集したところ、他県のIT専門学校を出たベトナム人から応募があったのがきっかけで、それから定期的に西坪由起社長自らベトナムを訪れ、採用活動を行っている。19年4月時点で5人を雇用し、全社員約40人の1割強を占めるまでになった。20年度には現地に開発拠点を開き、帰国してからも働ける環境をつくる方針だ。西坪社長は、
「クリエイティブなモノづくりを通じて、『世の中にない価値を創造すること』をミッションに掲げている。お客さまの多様なニーズに新たな答えを示すことで、さらなる事業拡大を目指す。新規株式公開も実現したい」と話す。

会社概要

株式会社Fabric Arts
本 社:広島市中区紙屋町2-1-22 広島興銀ビル9階
設 立:2007年11月
資本金:1000万円
売上高:3億2100万円(2018年10月期)
従業員数:39人
事業内容:ウェブサイト、システム、アプリ開発、
     コーヒーなど食品、雑貨品、服飾品の通信販売、
     クラウドパッケージ販売
T E L:082-246-9200
U R L:https://www.fabric-arts.co.jp/

※2019年8月当時の情報です。