生コンクリート製販で中国地方トップクラス
創業100周年、新規事業分野にも注力

合田産業株式会社

働き方改革で社員の士気高揚

 1919(大正8)年に創業し、2019年3月に創業100周年を迎えた。合田尚義社長は、「曽祖父が兵庫県西宮市で『土政』として創業以来、一貫して建設資材販売業を営んできました。これからも社会から必要とされ、明るく元気な企業であり続けたい」と話す。
 長い歴史の中で事業を拡大し、生コンクリート製造販売で中国地方トップクラスに成長。12年に売上高100億円を超え、19年4月期には163億8900万円と増収基調だ。業績向上の要因には、働き方改革への取り組みによる士気高揚も挙げられる。基本的に土曜操業の業種ながら、フレキシブルな休日取得制度で平均週休2日を確保。有給の取得も積極的に支援している。技術職・営業職共に午後5時の定時終業で、残業時間は建設業界にありながら際立って少ないという。
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 売上比率は生コン製販が約6割、各種セメントや固化材、骨材などの建設資材販売が約3割。生コン製造では各社員がプロの知識と経験を身に付け、多角的で厳しいチェック基準に合格した原材料を採用。製造から運搬、納入、プラント周辺への公害対策・安全対策なども含め、高いレベルの品質管理体制が強み。合田社長は「当社が扱うものは、建築物や土木構造物の建設に欠かせない、非常に重要な基礎資材。生活を支える社会インフラの整備をはじめ、災害復興などにも必要不可欠な事業と自負しています」と語る。
 近年は生コン製造能力の増強を図り、工場数は広島、山口県にグループ計9ヵ所まで拡大。20年の東京五輪後の需要をにらみ、16年には福岡市にも営業所を開設。さらなる業務エリアの拡大を目指す。
理系・文系・体育系を問わず社員の活躍の幅は広い。新卒入社後1年間は独自のOJTシステムによって技術・営業・グループ会社でさまざまな業務を経験し、本人と共に適正を見極めて配属を決定する。また、就業時間内での資格取得講座を受講可能とするなど、社員のキャリアプランニングも積極的に支援している。

建築関連で事業領域拡大 地域社会への貢献目指す

 13年にはLED照明販売・施工などの環境関連事業を主に手掛けるNS事業部を合田コーポレーションとして分社化。外照看板照明に特化した商品「ワイドスクエアライト」の販売をはじめ、現在は大手メーカー各社やアイリスオーヤマ社、ニイヌマ社などの幅広い商品を取り扱う。工場や事務所のリプレイス需要を中心にさまざまな顧客の要望に対応できるラインアップがそろった。
 15年には国土交通省の指定を持つ民間確認検査機関ジェイ・イー・サポートの株式を取得した。新築建物の確認申請や検査、構造計算適合性判定など公益性の高い業務に加え、検査済証のない建物に関する遵法性調査、定期調査報告といったストック活用につながる業務にも注力し、大手ゼネコンからの引き合いも多い。
 グループでコンクリート技士・コンクリート診断士・一級施工管理技士・一級建築士等の各種資格者を多数抱え、今後はそれらを生かした事業分野にも注力。建築に関わる、顧客のニーズに応えるグループの組成を目指す。合田社長は「業容拡大は人材確保の重要な要素。長年培ってきた建設資材の製販をさらに伸ばしつつ、顧客への総合的サービスの提供と地域社会への貢献につながる業容の拡大を両立したい」と意気盛む。

会社概要

合田産業株式会社
本  社:広島市南区宇品神田1-2-15
設  立:1976年6月(創業1919年)
資本金:3000万円
売上高:163億8900万円(2019年4月期)
従業員数:118人(グループ)
事業内容:生コンクリートなど土木建築資材の製造・販売
T E L:082-256-0033
U R L:http://www.goda-sangyo.co.jp

※2019年8月当時の情報です。