生コン製販で中国地区トップ級
創業100年超、新規分野にも注力

合田産業株式会社

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働き方改革で社員の士気高揚

 生コンクリート製造販売を手掛け、1919年の創業から100年以上にわたり社会インフラを支える。合田尚義社長は、「曽祖父が兵庫県西宮市で『土政』として創業以来、一貫して建設資材販売業を営んできました。76年には現在の合田産業を分離独立。その後、大竹市と山口県岩国市にまたがる弥栄ダムなど、広島で大規模事業に関わったことが、第二創業期だったと思います。これからも社会から必要とされる企業であり続けたい」と話す。

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 長い歴史の中で事業を拡大し、中国地区トップクラスに成長した。生コンは建築物や土木構造物の建設に欠かせない基礎資材で、生活を支える社会インフラの整備や災害復興などにも重要な役割を担う。納入実績はJR広島駅前再開発のビッグフロント広島、広島国際大学東広島キャンパスなどがある。2012年に売上高100億円を超え、21年4月期は177億9000万円と増収基調だ。20年4月に広島市中区の生コン販売会社「広和通商」をグループに加えたほか、同年12月には太平洋セメントグループとの共同出資会社「広島太平洋共同生コン」を新設し、飛躍を目指す。

 生コン製造では各社員がプロの知識と経験を身に付け、多角的で厳しいチェック基準に合格した原材料を採用。製造から運搬、納入、プラント周辺への公害対策・安全対策なども含め、高レベルの品質管理体制が強み。近年は製造能力の増強を図り、工場数は広島、山口県にグループ計9ヵ所まで拡大。主要工場のプラント設備更新も21年中に完了予定で、供給安定性の向上にも余念がない。

 働き方改革への取り組みも強化している。基本的に土曜操業の業種ながら、フレキシブルな休日取得制度で平均週休2日を確保。有給の取得も積極的に支援している。技術職・営業職共に午後5時の定時終業で、残業時間は建設業界にありながら際立って少ないという。

 理系・文系・体育系を問わず社員の活躍の幅は広い。入社後は独自のOJTシステムによって技術・営業・グループ会社でさまざまな業務を経験し、本人と共に適正を見極めて配属を決定。また、就業時間内での研修や資格取得講座を受講可能とするなど、社員のキャリアプランニングも積極的に支援している。

建築関連で事業領域拡大 地域社会への貢献目指す

 LED照明販売・施工などの合田コーポレーションは外照看板のLED照明販売からスタートし、現在は大手メーカー各社の幅広い商品を扱う。工場や事務所のリプレイス需要を中心にさまざまな顧客の要望に対応できる点が強みだ。国土交通省の指定を持つ民間確認検査機関「ジェイ・イー・サポート」もグループに抱える。新築建物の確認申請や検査など公益性の高い業務に加え、検査済証のない建物に関する遵法性調査、定期調査報告といったストック活用につながる業務にも注力し、大手デベロッパーやゼネコンからの引き合いも多い。17年設立の構造専業の設計事務所「エヌ・エス・イー」も順調に事業拡大し、グループ各社が連携して事業主やゼネコンなど顧客ニーズに応える事業分野の構築に力を入れる。合田社長は「業容拡大は人材確保の重要な要素。長年培ってきた建設資材の製販をさらに伸ばしつつ、顧客への総合的サービスの提供と地域社会への貢献につながる業容の拡大を両立したい」と意気込む。

会社概要

合田産業株式会社
本  社:広島市南区宇品神田1-2-15
設  立:1976年6月(創業1919年)
資 本 金:3000万円
売 上 高:177億9000万円(2021年4月期)
従業員数:130人(グループ)
事業内容:生コンクリートなど土木建築資材の製造・販売
T E L:082-256-0033
U R L:http://www.goda-sangyo.co.jp

※2021年8月当時の情報です。