高校生がインタビュー:
旅する仕事図鑑~とびしま海道編①
島の仕事図鑑7-1
01.食堂店主関前食堂 / 加藤 成崇
岡村島(愛媛)Iターン
岡村島の幸せを活かし、育てる食堂。
食堂の強みは「島の人と観光客が話せるところ。」と語るのは岡村島で関前食堂を運営している加藤さんだ。地域おこし協力隊員になる前から岡村島に来ていたが、一度訪れた時から「食事をする場所が多くない。」と感じていて、それをきっかけに関前食堂を開いた。
「仕事から学んだことは。」と聞くと「大きな夢を持つこと。」と答えてくれた。仕事をする時に意識していることは、「みんなと自分の幸せ。自分も幸せじゃないとみんなも幸せにできない。」と教えてくれた。
また、少しでも島を知ってもらうために島のおばあちゃんと作った味噌を製造・販売している。今もそしてこれからも、島の良さを生かして食堂を運営していくと熱く語る。
02.みかん農家竹内 信太郎
岡村島(愛媛)Iターン
「自由」とは責任。想いをつなぐみかん農家。
大崎下島でみかん農家を始めて4年目の竹内さん。下島での暮らしは、「気の合う友達との飲み会や食事会が楽しくて、昨日も飲み会だったんですよ。」と笑う。今の仕事は、会社員で働いていた時と比べたら「自由」ではあるが、その分、経済的な「自由」は安定しているとはいえない。仕事では、責任は自分にあるからこそ自分を律して全部自分で決めて仕事をすることや、お客様には素のまま接して応援してくれる人を大切にすることを意識しているという。美味しいものしかお客様に提供しないというこだわりもある。また、これからの課題は、「結果をしっかり出していくこと。経済的な「自由」も絶対に達成したい。」と力強く語ってくれた。
03.カフェ店主まるやカフェ / 濱下 杏奈
下蒲刈島Uターン
初心が支える島が支える!まるやカフェ。
「仕事をする時、初心にかえるようにしている。」と話す杏奈さん。カフェを始める時に多くの方の支援があったと感謝を口にする。とびしま海道玄関口の下蒲刈島には、暮らしの営みを感じる豊かな風景が広がっている。
生まれ育ったこの島に6年前にUターンし島初めてのカフェをオープンした。開店当初は「続けていくことができるのかが不安だった。」と振り返る。
しかし、島の特産品であるレモンを使った「島そば(まるやカフェの看板メニュー)」や自家製ドレッシングの開発など工夫を凝らし、今では幅広い年代の方々に親しまれるカフェとなった。「島の食材の美味しさと島の魅力を多くの方々に届けたい。」と意気込みを語ってくれた。
旅する仕事図鑑 目次
- 【1】食堂店主(加藤成崇さん)/ みかん農家(竹内信太郎さん)/ カフェ店主(濱下杏奈さん)
- 【2】ゲストハウス番頭(矢野智之さん)/ オーガニック農家(梶岡 秀さん)/ カフェ店主(北谷京子さん)
- 【3】工場長(石井裕和さん)/ 画家(田中佐知男さん)/ 地域おこし協力隊(野村莉織さん) / カフェ店主(Tom coultonさん)
- 【4】仕事図鑑でつなぐ学校交流
- 【5】ふたりが語るみらいの仕事 / お土産大調査