M&Aや事業承継仲介伸びる
創業4年強で200件が視野

クレジオ・パートナーズ

 2018年創業でM&A(合併買収)や事業承継のコンサルティングを手掛けるクレジオ・パートナーズ(中区紙屋町1―1―17、李志翔社長)は6月末現在で、M&A110件、事業承継70件を合わせて180件を超え、年内に200件に達する見込みとなった。
 M&Aの仲介や、助言業務などのほか、事業継承をサポートし、年商1〜100億円規模の案件を手掛ける。建設業をはじめ、食品卸や製造業、運送業などに対応。前年は、「イカ天瀬戸内れもん味」などを販売するまるか食品(尾道市)が、珍味「せんじ肉」を展開する大黒屋食品(広島市西区)の全株式をポプラから取得した事案をサポート。山口・広島県で「みほり峠」などの飲食事業を展開するミホリ(山口県)による洋菓子店「無花果」(佐伯区)の事業承継なども支援した。このほか、東京や福岡、山陰に事務所を構え、県外案件にも応じている。
 金融機関や国の経済行政出身者らスタッフ17人を抱える。22年4月には取締役会・監査役を設置し、新しい経営体制に移行した。監査役には元地域金融機関・金融庁の人材が就任し、経営管理体制の強化を図る。