不動産鑑定事業に参入
5月10日付で新会社発足、M&A仲介に生かす

クレジオ・パートナーズ

 M&A(合併買収)アドバイザリーや事業承継のコンサルティングを手掛けるクレジオ・パートナーズ(中区紙屋町1-1-17、李志翔(リチサン)社長)は5月10日付で新会社を発足し、不動産鑑定事業に参入する。企業・オーナー保有の不動産をこれまで以上に適正に鑑定し、企業の合併・買収などをスムーズに進められるようサービスを向上する。
 「クレジオ総合鑑定㈱」(住所同、金河哲成社長)を設立。資本金1000万円。不動産鑑定士は社長含め2人が在籍する。金河氏は不動産鑑定士として10年の経験があるほか、中小企業診断士の資格も持っており、補助金申請サポートなども対応する。これまでは行政案件を多く手掛けてきたが、民間企業への支援の幅を広げるため、グループ入りを決めた。呉市西中央3-9-18にも事務所を保有する。
 クレジオ社は2018年に創業し、累計で200件以上のM&Aや事業承継に対応。建設業をはじめ、食品卸や製造業、運送業などを幅広く支援している。同社は現在、東京、鳥取、福岡県に拠点を持つ。金融機関や国の経済行政出身者らスタッフ19人を抱え、そのうち税理士4人、会計士1人で、ワンストップで企業課題を支援できる体制を整える。