業種の垣根越えた学びをサポート

　中小企業大学校広島校は中小企業の「人材育成」をサポートする国の研修機関です。中小企業施策を実施する（独）中小企業基盤整備機構（中小機構）が運営し、１９８８年に開校しました。実務経験の豊富な講師による講義の他グループディスカッション、ケーススタディーなど実践力を培う内容で、経営課題の解決や、経営者・管理者に必要な知識、スキルの習得をサポートします。広島をはじめ、中国各県、愛媛県、高知県を管轄エリアに、これまで延べ４万８０００人以上の方々にご利用いただいています。 毎年、特に受講者が多いのが階層別の管理者向け研修です。チームリーダーから課長などの新任・中堅管理職、後継者・経営幹部候補向けのコースを用意。役職者としての心構えやコミュニケーションスキル、リーダーシップなど、各階層に応じたテーマを設定しています。女性活躍推進に向けた、「女性リーダー養成講座」も好評。気配りや心配りなど、相手に親身に寄り添う女性ならではの強みも組織の活性化に必要とされています。

　管理者向け研修と併せて「組織マネジメント」の受講もお勧めです。組織・チームの目標達成、課題解決に必須の考え方、マネジメントスキルを実践的に学習でき、親和性が高いのが特徴。組織の先頭に立ち、業績向上や職場の活性を促すリーダーの育成を支援します。受講者からは「褒める、叱る、具体的に指導する、などの重要性を再認識する良い機会になった」との声も出ています。 時代の要請や企業のニーズに合わせ、新しい要素を取り入れたカリキュラム作りを進めています。近年はＩＴ分野への関心が高まっていることから、その期待に応えられる研修メニューを準備しています。また、一部の研修では対面型とオンラインを併用したハイブリッド型研修を実施するなど、既存カリキュラムのブラッシュアップがかかせません。

　業種の垣根を越え、さまざまな人と共に学び、意見を交わしあえるのが当校の最大の魅力です。そこから新たな学びや気付き、ビジネスのヒントが得られるはず。時代が移り変わっても、企業を支えているのは「人」です。さらなる成長を目指す中小企業を、人材育成の側面から支え続けるのが我々の使命です。

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