プロパンガス配管工事
中四国で信頼と基盤築く

西部熱機株式会社

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凡事徹底し50周年、「人づくり」を推進

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 プロパンガスの配管工事を主体に、工業用ガスバーナーや乾燥機、加熱炉などの設計・製造を手掛ける。ガスインフラを支えるその高い技術力は折り紙付きで、広島市の平和記念公園の「平和の灯」、5月に催されるひろしまフラワーフェスティバルの花の塔の聖火部分など、地域の象徴的な施設・設備の保守点検を任されている。県内を中心に、中四国全域の案件を手掛ける。
 近年はマンションやアパートの新築、修繕などの好況を受け、業績を順調に伸ばす。地場で事業基盤と信頼を築き、2023年に創業50周年を迎えた。伊那田健二社長は、
「ガス工事は事故やミスが許されません。経験者であっても、初心を忘れない誠実さと、愚直なまでに基本を徹底する姿勢が求められます」
 日頃の凡事徹底を身に付けるために、現場担当者はもちろん事務職員を含めて、各自が目標を決めて全員で環境整備に取り組む。事務所や工場は整理整頓を徹底し、働きやすい環境づくりへの改善活動が継続されている。当たり前のことを当たり前にこなす習慣づくりが、日常業務での気付きを促進するという。「人づくり」を経営の根幹に据え、社員の採用・育成に注力。資格取得支援や外部研修などを充実させる。
「まさに差別化は人でしかない。社員の成長が企業の成長につながるため、社員が楽しみながら働ける環境づくりを進めています。また経営者と社員は対等なパートナーであるという前提で、業績や人事評価などの情報をできる限り開示し、さらなる成長と改善を促す取り組みを実践しています。そしてもちろん個々の努力と成果に報いるシステムを確立し、毎年の昇給や実績型の賞与でしっかりと利益を還元しています」
 近年は新事業にも挑戦し、プロパンガスの保安事業、次亜塩素酸水溶液「ジアリフレ」やシャワーヘッド「ミラブル」といった衛生関連商材の小売事業にも参入した。22年には持ち株会社「EDHホールディングス」を設立。水道や電気などの設備工事など相乗効果を生む新領域への参画も視野に入れる。
 毎年8月には経営計画発表会を催し、取引銀行などを招いて新年度の方針を社内外に発信している。



会社概要

西部熱機株式会社
本  社:広島市中区江波南2-16-20
設  立:1973年4月
資 本 金:1000万円
売 上 高:2億678万円(2022年7月期)
従業員数:13人
事業内容:各種配管工事、LPG保安業務、工業用ガスバーナーの製造・販売・メンテナンスなど
T E L:082-291-7698
U R L:https://seibunekki.co.jp/
※2023年9月当時の情報です。