高耐候のポリウレア樹脂塗料
県内で唯一施工スタート、社団法人が発足

はら建興

 外壁塗装専門店「はらけんリフォーム」の(株)はら建興(安芸郡海田町石原5-15、原健也社長)は6月、最大で40年耐久するポリウレア樹脂塗料「レジリエンスウレア」の施工を始める。県内で唯一取り扱い、原社長は同月設立の責任施工団体「(社)レジリエンスウレア協会」(山口、松川幸弘代表理事)の理事を兼務。今後は協会と共同で認知向上を図り、屋根や窓ガラスなど外壁市場以外の幅広い業種への活用を目指す。
 ポリウレア樹脂は防水性や耐候性に優れるが、主剤と硬化剤の2種類の液を混ぜ合わせる必要があるなど施工が難しいことが課題だった。レジリエンスウレアは混ぜ合わせ不要の一種類の液で、普通のローラーで施工できるのが特徴。約14時間で固化し、透明な塗膜となる。紫外線量が大きいメタルハライド光源による暴露実験では40年の期待耐候性を得られており、20年の塗膜保証付き。塗膜伸縮性300%と伸長性があり、防水、防汚性に優れる。板材で仕上げられたサイディングの外壁戸建て住宅をメインターゲットに、初年度売上高目標は5000万円。
 レジリエンスウレア協会はP ペイントラインLジャパン(山口)の松川幸弘社長が中心となって6月中旬に発足する。同塗料は膜がもっちりと厚く、破片が飛び散らないといった利点があることから、窓ガラスの飛散防止などの需要も想定。サイディングのほか、モルタルや鉄、木材などに幅広く対応できることから、他業種にもPRを強める。