個別指導塾を佐伯区に開校
FCで県内多店舗展開目指す

大野石油店

 給油所直営で県内最大手の大野石油店(中区西白島町、大野徹社長)は2月中旬、佐伯区隅の浜に少人数制の小・中・高校生向け個別指導塾を開校する。エイチ・エム・グループ(東京)にFC加盟し、学力向上から進学まで学びの目的を網羅した学習を指導。県内での多店舗展開を視野に、塾に通う機会の少ない需要層を掘り起こす。
 同塾「Wam」はエイチ・エムGが全国約300教室を展開し、県内は4教室。偏差値にこだわらず学力に応じて指導する。授業料は平均月額2万円弱からの低価格を設定。オンラインで自宅でも受講でき、リアルタイムで東大生などの家庭教師へ質問や相談もできるサービスもある。自宅学習も含め学習履歴のデータベース化が可能。AIを活用して最適な学習カリキュラムを作成でき、学習効率の最大化が図れるという。
 主力の給油所事業のほか音響・映像ソフトのレンタル店「TSUTAYA」や、グループ会社エコートで抗菌・抗ウイルスや消臭などの作用が持続するという水溶性光触媒溶液「ミラクルチタン光触媒」の製造販売などを展開。今年は創立75周年に臨み新たに、社会貢献が可能な事業を幅広く検討し、個別指導塾の開校に至った。隅の浜の1号店はFCで運営するツタヤ隅の浜店敷地内に建物を設置。自習スペースも備え、定員16人で週80〜90人の生徒を受け入れる計画だ。

広島経済レポート22年1月13日号掲載記事