北陸進出し物流網拡充
石川に1万3千㎡の新拠点

シモハナ物流

 食品物流で地場大手のシモハナ物流(安芸郡坂町横浜中央1―6―30、下花実社長)は4月をめどに石川県能美郡川北町に物流センターを新設し、北陸エリアへ進出する。
 北陸自動車道の美川インターチェンジから4・5㌔で国道8号線金沢西バイパス沿いのアクセス性に優れた土地を取得しており、冷凍・冷蔵・常温倉庫を備えた3PL(物流の包括受託)対応拠点を新築する。敷地1万2770平方㍍に延べ床1万2570平方㍍。埼玉県〜鹿児島県に既存53拠点を構える物流ネットワークを生かし、北陸エリアへの販路拡大を計画する荷主と、同エリアから全国展開を目指す荷主の双方の需要を取り込む。自社トラック25台でスタートし、5年後に80台前後に引き上げる。同拠点の売上高目標は初年度7億円、5年後に17億円前後。
 20年10〜11月には「岩槻物流センター」(埼玉県さいたま市、延べ床約2万6600平方㍍)、「尾張一宮物流センター」(愛知県一宮市萩原町、同2万6200平方㍍)、「善通寺第二物流センター」(香川県善通寺市生野町、同5400平方㍍)を開設。22年3月期売上高は前年比約7%増の500億円程度を予想し、25年決算で700億円を掲げる。