学習塾「田中学習会」など92教室展開
人間力を培う場所として一貫教育目指す

株式会社ビーシー・イングス

 1985年の創業から学習塾「田中学習会」を中心に地域に根差した事業展開を行い、広島県内で最大規模に成長した。創業者の田中弘樹代表取締役会長(塾長)は、「最初は自宅で生徒3人から始まりました。勉強や成績向上はもちろん、生徒一人一人が互いを尊重し励まし合い、人間力を育みながら成長していく場所を目指してきました」と話す。

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 子どもと向き合い育てる指導方針が受け入れられ、生徒数は現在、約1万3000人となった。難関校や人気の高校・中学に多数の合格者を輩出し、大学受験でも成果を挙げる。2016年に小学受験(幼児教育)で定評のある東京学習社(広島市東区)を子会社化し、17年には医学部受験の赤坂学院(福岡市)を傘下に加えるなど、教育サービスを拡充。入試改革や教育改革に備えて迅速に手を打ち、20年から小学校で必修化されたプログラミングに対応する教室運営も実施。20年春に宇品校(広島市南区)、高槻城南校(大阪)、佐井寺校(同)を開き、広島、岡山、香川、大阪、福岡の全92教室へ拡大した。22年までに100校体制を目指す。田中会長は
「生徒の成績が上がり、勉強や受験という困難な出来事を通じて人間としてもたくましくなった姿を見ると、この上ないうれしさが込み上げます。やりがいのある仕事です。生徒には『人のために』という生きる上での基礎を学んでもらい、優しさと強さを兼ね備え、人の幸せを自分の喜びに感じる大人に育ってほしい。その実現のために、教師や職員は生徒に対する努力を惜しみません」という。
 保育事業も軌道に乗る。女性活躍推進で保育環境の整備が一層重要になっており、地域や企業と連携して子育て環境の充実に尽力。18年に第1号企業主導型保育の「チアキッズ保育園白島」を広島市中区白島九軒町に開園し、同年4月には松山市に「チアキッズ保育園保免」を開いた。自主的行動に寄り添った保育で自己肯定感を高めて、小学校へ送り出す。
 これらの保育・幼児教育~大学・医学部受験の一貫体制により、人生で重要な時期に寄り添う企業を目指す狙いがある。
「子どもたちの人生が幸せになるように。また、その子どもたちが誰かを幸せにする。その場をつくるのが私の仕事。大事なお子さまが社会に出るまで、安心して当社に預けていただけるよう、環境を整備していきます」と田中会長。

29期連続増収を達成株式上場へ体制整備

 上場に向けて国際会計基準を導入した2019年11月期決算で、売上高37億6189万円を計上。会計基準変更前に換算すると前年比16・8%増の43億9250万円で、29期連続で最高となった。広島県の官民ファンド・ひろしまイノベーション推進機構から投資を受けており、事業の発展を促進。田中会長は
「生徒や教師自身の成長が促進される場所であるとともに、企業としての成長も目指しています。一方、新型コロナに伴う緊急事態宣言の期間中には一斉休講。AI教材と動画を活用した自宅学習の仕組みを導入し、双方向のオンライン授業にチャレンジしました。コロナ収束後もオンライン授業はダブルスクールなどに向いており、集合授業プラスアルファの選択肢が増えると思います。当社の授業は首都圏でも通じると自負しており、遠方で塾に通いにくい子どもを含めて広く提供するきっかけとしたい」と話す。

会社概要

株式会社ビーシー・イングス
本  社:広島市南区松原町10-23
設  立:1990年7月
資 本 金:9000万円
売 上 高:37億6189万円(国際会計基準、2019年11月期)
     43億9250万円(会計基準変更前に換算、同月期)
従業員数:260人
事業内容:学習塾、医歯薬予備校、プログラミング教室、保育園の経営
T E L:082-207-3050
U R L:https://www.tanakagakushukai.com/

※2020年8月当時の情報です。

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