田中学習会 個別指導の新ブランド
50校にAI教材導入、自立学習促す

株式会社ビーシー・イングス

動画をリクエストする

 学習塾「田中学習会」など運営のビーシー・イングス(南区松原町)は9月1日、AI教材を用いる自立学習型個別指導の新ブランド「GYUN(ぎゅん)」を始めた。従来型の個別指導や集団授業も引き続き提供。多様性の浸透に伴い、不登校生や通信制教育に通う生徒が増える中、ニーズや学力に柔軟に応じる狙い。料金面でも選択肢を増やした。
 同社の全80校のうち50 校で新ブランドを導入し、すららネット(東京)製の同教材を使う。FC加盟の東進衛星予備校25校を除くと、大半を占める。アニメーションキャラの講義、ドリル、テストを組み合わせており、生徒が自分のペースで理解・定着・活用のサイクルに臨める。学習状況を可視化し、保護者も確認できる。松尾新司取締役は「講師は学習履歴や理解度を確認しながら、できたときにほめることで自己肯定感を養ったり、つまずいたときのフォローを行い、引き続き一人一人に寄り添う指導を心掛ける」と話す。
 5月から中学3年生の理科と社会の総復習で同教材を試行し、成果があったことから新ブランドへの採用を決めた。料金は小学生が月3回7700円、中学生が月6回1万8700円などで、教材費1500円、運営管理費990円。通い放題コースもある。兄弟姉妹や友人と一緒に入会した場合などには割り引く。
 同社の生徒数は堅調に推移し、約1万3000人。2026年3月期売上高は前年比約1%増の43億2341万円を計上した。

「広島経済レポート」2026年10月1日号掲載記事より