Vol.3 株式会社ヒロタニ
~大学生が東広島市の企業5社を取材!学生インタビュー~
◆◇◆「東広島ではたらこっか」東広島市学生インタビュー企画【2023年】◆◇◆

学生が地元経営者をインタビューすることで、地域で輝く企業に目を向け、思考を深め、広島での就職意識を高めてもらうプロジェクト。県内外の大学生が2022年の夏、東広島市の企業を訪問し、インタビューしました。
第3回は東広島市で自動車部品開発・製造・販売を行う株式会社ヒロタニの総合管理本部・総務部主幹 伊妻 勉氏にお話を聞きました。
― 自動車部品製造のきっかけは。
総合管理本部・総務部主幹 / 伊妻 勉氏
内装部品は目立つ存在ではありません。しかし、もし防音・断熱に優れた部品がなかったら、エンジンの音や熱のほか、風の音や太陽の熱を直接受けることとなり、車内の快適さが失われてしまいます。また、断熱効果を高めれば空調の効きが改善するので、エネルギーを効率よく使え、燃費の向上にもつながります。まさに縁の下の力持ちのような存在ですね。
スモール&コンパクトなものづくりも特徴です。資源は極力無駄にせず、再利用を推進することで材料の消費を最小限に抑えます。省くのは資源だけでなく、生産から流通までの時間や工数も。関西~九州に六つある工場へ人員や設備を集約し、効率よく製品を届けられる体制を構築しています。
― 製品完成までの道のりは。
また、製品は作って終わりではなく、品質の維持も求められます。半年~1年ごとに定期試験を行い、数値が基準から外れていないか細かくチェック。開発時には基準をクリアしていても、時間がたつと異常が見つかることもあります。特に作り方や、関わる人が変わったときは注意が必要です。
もし問題が見つかれば、原因をとことん突き詰めます。例えば「なぜ作り方を変えたのか、なぜそれまでの方法はダメだったのか」のように、「なぜ」を5回繰り返す。そこまでやって初めて、問題の本質が見えてくると考えているのです。
― 電気自動車の普及による変化は。
大切なのは、音を出さないようにするのではなく、心地良い音に作り変えるということです。無音の状態では、ドライバーは車の挙動を感じづらくなり、気持ち悪さを覚えます。また運転が好きな人にとっては、加速感が得られるような音も大切。電気自動車であっても、必要な音を正しく聞かせることが重要なのです。
― 事業を長く続けられた理由は。
話し合いで重要なのは思いやりの心です。相手の意見を尊重したうえで、自分の考えを伝えるよう意識を共有。頭ごなしに否定せず、多くのアイデアから全員が納得できる結論をまとめるのが、正しいチームワークなのだと感じます。そうしたことを繰り返し、新たな領域への挑戦を続けています。
― 自動車部品以外の取り組みは。
― 会社のいいところは。
アットホームな雰囲気です。社内イベントとしてカープ観戦やバーベキューを行うこともあります。こうした催しで社員の親睦を深めることが、本音で語り合うきっかけにもなっているのでしょう。
他には本社社屋の壁面緑化や間接照明を使ったエントランス、廊下に飾った絵画もこだわっている点です。おしゃれで美しいオフィス環境を整えることで、社員のモチベーション向上につながればうれしいと思っております。
― 東広島市とのつながりは。
― 学生に伝えたいことは。
最後まで諦めず、成功するまでやり抜く経験をしてほしいですね。そのために重要なのは精神力。オンとオフをきちんと切り替えて、やると決めたら思い切って挑戦する意識を持ってください。
私たちがインタビューしました
取材日:2022年8月
会社概要
株式会社ヒロタニ
所在地:〒739-0269 東広島市志和町志和堀1153-10
創 業:1951年(昭和26年)
資本金:6000万円
従業員数:410人(22年6月現在)
TEL:082-433-6600
URL:https://www.hirotani.co.jp/
事業内容:自動車部品開発・製造・販売(防音、内装、外装、組み立て)
※2022年8月当時の情報です。