高校生がインタビュー:
旅する仕事図鑑~とびしま海道編③

島の仕事図鑑7-3

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07.工場長蒲刈物産株式会社 / 石井 裕和

上蒲刈島Uターン

生粋の島っ子!上蒲刈の粋な工場長!

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「たかが塩。されど塩。」と語る石井さんは、上蒲刈島で塩作りに携わっている。働き始めて塩の勉強をするうちに気付いた塩の凄さ。それをいき いきと教えてくれる様子から、藻塩作りに対する誇りが感じられる。
そんな石井さんは「ここまで島暮らしを満喫しているのは僕ぐらいじゃないかな」と笑う。生まれ育ったこの島で地域の祭りを楽しみ、写真を撮り、カヤックを漕ぐ。仕事前に釣り。仕事終わりに釣り。分刻みのスケジュールである。
そして、地域活性化にも意欲的に取り組む。仕事に誇りを持ち、島をだれよりも楽しむ石井さんは、私たちの目にとても魅力的に映った。

08.画家みたらいギャラリー / 田中 佐知男

大崎下島Iターン

自分が見た自然を見たままに描く。

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「いつも新鮮な気持ちで描くようにしているんですよ。」と今日描いた下島の絵を見せてくれた。一つの場所でも季節や時間によって一枚一枚違う 絵となる。毎日見ている景色を違う視点から伝えていくことを大切に描き続けている。
子どもの頃、描いた絵を先生が褒めてくれたことがきっかけで、この仕事をはじめた。絵は見たものでなく感じたものを描くこと。一度満足しても次の日には満足できない。本当に納得するまで描き続けることが仕事の魅力だ。
今の子供は絵に触れる時間が少なくなっている。そんな子供たちに「絵を自由に描いて欲しい。だから絵に興味を持ったらみたらいギャラリーへいつでもきてください。」と笑顔で話していた。

09.地域おこし協力隊今治市役所関前支所 / 野村 莉織

岡村島(愛媛)Iターン

五感MAXで島っ子応援。感謝で広がる人の縁。

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前職は海外で自然体験を子どもたちに提供していたが、2020年に地域おこし協力隊員として関前諸島に移住した。住んでいる岡村島は人口約 三百人。少ないからこそ人の温かさに溢れ、みんなが親戚のようなこの感覚に惚れ込んだ。仕事は自然体験を通じて、子どもたちに様々な機会を与えている。
昨年度は、数年ぶりに地域の小学校が開校。今では、遊びで終わらせず、そこから子どもたちの〝学び〟になるような体験プログラムを提供中。協力隊の活動終了後も、この島での繋がりとこれまでの海外での繋がりを生かして、インバウンドなども挑戦したいという。
人と人とを繋ぐことを大切にしている野村さんだからこそ、人の縁が暮らしを豊かにしている。

10.カフェ店主The Tea Cosy / Tom coulton

大崎下島Iターン

離島という新しい土地での生活DIY。

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トムさんが今の生活を例えるときDIYという言葉を頻繁に使う。その理由は、下島が自分のしたいことを実現できる場所だからだ。
トムさんは下島にスコーンや紅茶を出す「The Tea Cosy」というカフェを開いている。開店時は土地代を安くしていただいて助かったそうだ。また、以前住んでいた東京よりも仕事の幅が広がったと語る。平日には文章作成や写真の仕事に加え、都会では出会うことのできない大きなプロジェクトにも参加する機会が得られた。休みの日は瀬戸内海の景色でリラックスし、普段は島外に仕事に出る。
「楽しい人生を送りたいなら下島へ来てください。下島に来ると人生が広がります。」と、トムさんは楽しそうに教えてくれた。

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