県内最大の給油所網で地域のインフラ担う
安全安心・快適走行の拠点 選ばれる店づくり

株式会社大野石油店

 直営26店を展開する県内最大のネットワークとグループ2社8店の計34店を擁し、車の安全安心・快適走行をワンストップ、コンビニエントにサポートする。社訓「俺がやらねば、誰がやる」の心意気と社是「ありがとうとお客様から聞ける店」を掲げ、セルフ式が一般化する中、フルサービスを基本にした給油所運営に徹する。人づくりによる接客重視の店づくりが原点だ。

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顧客に寄り添う提案営業

 アルバイトやパートなども含めると店頭のスタッフは280人以上に上る。誰が接客しても均質なサービスができるように、購買履歴が一目で分かるタブレットなど端末を使った顧客管理システムを活用。どんな使用状況か、洗車の頻度はどうかなど、一人一人異なる顧客の車輌情報を確認し、オイルやタイヤの交換など適正なメンテナンスを提案する。
 接客技術を磨くため、「ドライブウェイフェスティバル」と称し毎年1回、独自の実技コンテストを開く。大野貴嗣専務は、「例えば、洗車であれば時間内に拭き残しがないか、仕上がりのこだわりなど当社独自の基準を設けている。全員参加で、優れた技術や質の良い接客の技を互いに刺激し合い、吸収してほしい」とし、〝俺がやらねば〟を心掛けた接客サービスと技術力に磨きをかける。

命を預かる自覚と誇り

 西日本豪雨災害に直面し、給油所は〝インフラの最後の砦〟であると痛感したという。非常時に際して得た学びを基に、停電時の作業手順などを全店で情報共有するマニュアルやBCP(事業継続計画)を策定。さらに、2016年の熊本地震を契機に国が推進する「住民拠点サービスステーション(SS)」の整備を直営店で進めている。自家発電機を備え、災害時でも燃料油を安定供給できる給油所として機能させる。
 創業者の大野邦男が定めた社訓には、「一歩を踏み出しなさい」という精神が息づいている。原爆投下により焦土と化した広島の復興のため、人々の生活を立て直すために、生き残った仲間と石油は絶対に必要なものであると考え、1947年12月、第1号店を中区西白島にオープン。大野石油店の原点だ。命を預かる仕事に自覚と誇りを持ち、一歩が踏み出せる人材の育成に力を入れる。
 コロナ禍で燃料油の需要減が避けられないとはいえ、全国の給油所は国から営業継続の要請を受けた。どんな状況でも営業できる態勢にし、「地域のインフラを支える必需品を扱う」使命を全うする。

変革期に向け柱を増やす

 環境意識が高まる中、抗菌・消臭効果などがある酸化チタン水溶液「光触媒ミラクルチタン」事業を収益の柱に育てる方針だ。佐賀県の製造工場を19 年秋、広島市内に移設、製販一貫体制を整え、営業力も強化。全国の販売代理店網を再構築する一方、一般ユーザー向けの新商品を計画、施設施工中心の法人向けとの両輪で収益性を高める。 省エネ車の普及や電気自動車、燃料電池車の台頭など石油業界は変革期にある。次世代型自動車の普及で燃料需要は減少傾向にあるが、「安全走行を念頭に足回りのメンテナンスを強化し、気持ちの良い接客で1人でも多くの顧客からありがとうを引き出したい」。大野石油店ブランドを支える人づくりにまい進する。

会社概要

株式会社大野石油店
本  社:広島市中区西白島町22-15
設  立:1947年12月(創業1931年1月)
資 本 金:3000万円
売 上 高:122億8416万円(2019年12月期)
従業員数:200人
事業内容:石油製品および自動車関連商品の販売ほか
T E L:082-221-9107
U R L:http://www.ohno-group.co.jp/

※2020年8月当時の情報です。