ポンプ・タービンの世界トップメーカー
2018年に創業80周年 累計生産30万台を突破

株式会社シンコー

 タンカーから原油を陸揚げする際に使用するカーゴオイルポンプ及び駆動用タービンで世界シェア80%を誇る世界トップメーカー。また、液化天然ガス運搬船(LNG船)から液化天然ガス(LNG)を陸揚げするためのポンプの製造でも世界シェア90%を誇る。一方、陸上ではバイオマスエネルギーを利用した陸用発電機タービンの製造も手掛けており、蒸気タービンの生産台数は、国内トップである。
 シンコーが、ぶれることなく継続する一本のレールは「顧客最優先」である。それを実現するために、どんな逆境に立たされても、自社技術による製品開発、徹底した品質管理、アフターサービスの充実に取り組んできた。

シンコー・スピリット

 シンコーの創業は1938年12月19日。創業者である筒井留三が7人の従業員とともに合金鋳造工場を操業したことが始まりである。1941年に呉海軍鎮守府管下の各作業庁(海軍工廠など)の統制工業利用工場に指定され、経営が本格的に軌道に乗っていく。しかし、1945年の原爆投下により工場が完全に倒壊、従業員も少なからぬ被害を受ける。その後工場を再開し、1947年には後に二代目となる筒井數三が入社。創業者を支えて苦難を乗り越え、舶用ポンプ専門総合メーカーとしての生産体制を整える。1955年には欧米企業との技術提携が不成功に終わり、タービンの自社開発を決意。設備増強や技術研鑚に励んだ。
 多くの紆余曲折があり、決して順風満帆だったわけではない。何度も何度も大きな壁に跳ね返され、その度に社員一丸となってその壁を乗り越え、一歩一歩 着実に成長を続けてきた。『逆境に負けず、チャレンジし続ける』この言葉が、いつしかシンコーのスピリットとなった。
 世界的な輸出入の増加や海運需要の拡大を受け、1974年に初めて売上高100億円を突破。1979年に筒井數三が二代目社長に就き、その後も拡大成長を続ける。そして、2007年に現社長の筒井幹治に経営のバトンが引き継がれ、2016年10月期に過去最高の売上高425億円を計上。2018年12月には創業80周年を迎えた。その節目の年に、累計生産30万台を突破。社長は、「歴代社員の実践の結果が今を支えている。先人たちが築いてきた品質や顧客からの信頼が何よりの財産。目先の利より、先々の信頼を裏切らないという当社のモットーを今後も貫いていきたい」と語る。

100年企業を目指して

 2020年ごろには液体水素輸送船の新プロジェクト向けにも液体水素ポンプを納品予定。若手を中心に、さまざまなことにチャレンジする環境がある。変化の激しい時代の中でも強いシンコーであり続けるために、自分に限界を作らず、誠実で、高い志を持って自己研鑚できる人財、チャレンジすることを止めない人財を求めている。
 創業80周年を機に策定した「世界最高・最強のニッチカンパニーとして、広島から世界へ挑戦続け、世界中の人々の豊かな暮らしを支えよう」というビジョンを達成すべく、全社一丸となって邁進し続け、100年企業を目指していく。

会社概要

株式会社シンコー
本 社 :広島市南区大州5-7-21
創 業 :1938年12月19日
資本金 :1億円
売上高 :334億円(2018年10月期)
従業員数:497人
事業内容:陸舶用各種ポンプ、蒸気タービン、
     LPG・LNGポンプ、省エネ用発電機タービン
     の設計・製造・販売
TEL :082-508-1003
URL :http://www.shinkohir.co.jp/

※2019年2月当時の情報です。