不動産総合サービス会社として拡大
M&Aでグループ24社超へ
みどりグループ
地域とともに進化し続ける
第一ビルサービスを中核事業とし、建物管理を軸に、指定管理、福祉、ホテル、住宅、観光など幅広い事業を展開する「みどりグループ」。現在、事業会社24社で構成する。1963年7月の創業以来、ビルメンテナンス事業を起点に不動産総合サービスへと業域を拡大してきた。2026年6月期のグループ売上高は前年比72億円増の400億円超となった。
2012年以降はM&Aで17社を傘下に加え拡大路線を加速。地域の企業の事業承継を支援するとともに各社の専門性を生かしたグループ経営を推進している。23年の創業60周年を機に体制を刷新した。グループ全体では約2400人を擁し、今後10年でグループ売上高1000億円を目標に掲げる。
中四国最多の指定管理
中核事業の建物管理では指定管理棟数で中四国最多を誇る。近年は地域資源を生かした施設の再生・運営にも力を入れ、東広島市の道の駅「西条のん太の酒蔵」や、廿日市市吉和の「広島県立もみのき森林公園」なども手掛ける。島根県では美又温泉・旭温泉の観光施設を運営。近隣のリゾートや「はまだお魚市場」と連携し、エリア一体で集客を進める。美又温泉は〝美人の湯・美肌の湯〟として知られ、周辺スポットを巻き込んだ発信で観光需要を掘り起こす。
26年6月には熊本県荒尾市で「道の駅ウェルネスあらお」を開業。敷地面積約5万3000平方㍍の九州最大級複合施設として、物産と福祉が連携する地域交流拠点を担う。
シン・マリホ水族館
観光振興の一環として、24年冬に閉館した「マリホ水族館」の再生に取り組んだ。25年冬、西区の商業施設アルパーク東棟3階に「シン・マリホ水族館」として再開。展示面積は約760平方㍍で旧館の2倍に拡大した。「一滴の水から始まる物語」をコンセプトに、県の天然記念物「ゴギ」や熱帯魚、クラゲなどを展示。家族連れが楽しめる地域の観光スポットとして再構築した。
西日本を中心にM&A加速
22年5月に福岡県の建設会社をM&Aし九州に本格進出した。25年4月には熊本市を拠点とする木村建設(熊本市中央区、木村賢正社長)の全株式を取得。通信インフラから建築・土木・舗装・公共工事まで幅広く手掛け、注文住宅ブランド「BAUHAUS.」も展開する。両社の地域密着型ノウハウを融合し、九州での戸建て住宅市場への参入を目指している。
このほか広島・島根県でも住宅・建設会社のM&Aを進めてきた。広島県ではデザイン性の高い土地付き住宅を手掛けるイワキ、島根県では出雲の中央建設と松江市の中央ホームを傘下に入れ、戸建て新ブランドの開発やリフォーム、環境配慮型住宅の推進を図る。
売上高1000億円へ
直接保有する不動産は北海道旭川から鹿児島まで全国約40棟。オフィスビルを中心にホテルや介護施設など多用途に及ぶ。
みどりホールディングスの杉川聡社長は「不確実な時代だからこそ、一人ひとりが前向きに挑戦し、進化を続ける会社でありたい。地域に信頼され、貢献できる企業グループを目指す」と語る。
会社概要
みどりグループ
本 社:広島市中区大手町5-3-12
本 部:広島市中区中町7-41
設 立:1963年7月
資 本 金:グループ資本金 8億3738万円
売 上 高:グループ売上高 416億円(2026年6月期見込み)
グループ従業員:2428人
事業内容:不動産総合サービス業・福祉事業・ホテル業・観光型商業施設の開発経営、住宅販売など
T E L:082-248-1601
U R L:https://www.midori-gr.com/daiichibs/
※2026年9月当時の情報です。




