安支店を現地建て替えへ 戸坂と古江は新築移転計画

広島市信用組合

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 広島市信用組合(山本明弘理事長)は安支店(安佐南区上安2―10―25)の現地建て替えを計画する。9月16日には南支店を南区宇品御幸1―17―7に新築移転開店した。この他の移転新築の予定は12月8日の鷹野橋支店をはじめ、戸坂支店は2026年10月に、古江支店は27年6月に決まった。
 安支店は1972年12月に開設。現在2階建て延べ358平方㍍で、2013年3月に外壁(カーテンウォール)など、23年2月に店内ロビーなどを改装していた。戸坂支店は1969年7月に当時の戸坂町2559に戸坂出張所として開設。同年12月に現在地に新築移転し、70年に支店に昇格。現店舗は2階建て278平方㍍。古江支店は78年7月に広電古江駅前のテナントビルに開設。面積は229平方㍍。

 南支店(旧店舗は3階建て延べ363平方㍍)は、南区宇品神田1―1―21から移転した。新支店は敷地607平方㍍、鉄骨2階建て延べ499平方㍍。1階(297平方㍍)は営業室、ロビー、ATM3台、応接室2、給湯室、保管庫、清掃室、トイレ、倉庫2のほか、全自動貸金庫104マスを新設。2階(202平方㍍)は会議室、食堂、伝票室、男女更衣室、トイレ、倉庫2を配置。駐車場は従来の5台から8台分に増やした。支店長を含め12人体制で、店舗の新築移転に合わせ、2024年4月と25年4月に各2人増員した。新築移転に伴う預貸金のローラー作戦は、他の支店長応援が6月4日〜9月8日に16回、職員応援が5月29日〜9月9日に10回で延べ227人が参加。9月12日時点の新規開拓事業先は187軒。16日時点の預金は3月比で22億円増え207億円、貸出金は12億円増の127億円。山本理事長は「南支店の応接室には岐阜の飛騨信組を通じて、柏木工の特注の木目机を設置。広島市南部の玄関口でもあり、顧客の期待に応えたい。店舗の移転新築を業績拡大に生かしていく」と話す。

「広島経済レポート」2025年10月2日号掲載記事より