本業特化で地域に貢献
歩き抜く現場主義を徹底

広島市信用組合

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シンプルな経営をブレずに継続し格付「A+」に引き上げ


 「地元のお金は地元で活かす」をモットーに、預金・融資を中心とした本業特化の経営を継続している。特に融資を重視し、地元の中小零細企業へのタイムリーな融資実行を行っている。営業の軸となるのは、「フットワーク」と「フェイス・トゥ・フェイス」。常日頃から現場主義に徹し、お客さまとの信頼を深めている。昨今のコロナ禍や長期化するウクライナ危機による資源価格の上昇などの影響で、売り上げ減少や資金繰りに苦慮する取引先に対して融資による事業支援を行っている。こうした本業をブレずに取り組む経営方針と好調に推移する業績が評価され、(株)日本格付研究所(JCR)の長期発行体格付は2023年5月に「A」(シングルAフラット)から「A+」(シングルAプラス)見通し「安定的」に引き上げとなった。


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安定した基盤で20期連続の増収

 高い収益力のもと不良債権処理を積極的に進めるなど安定した経営基盤を構築し、23年3月期の経常収益は20期連続の増収、コア業務純益、経常利益、当期純利益ともに過去最高を更新。預金、貸出金残高はともに1兆円を視野に入れている。

新築オープンや周年運動 着実に業績を伸ばす

 第12次中期3か年経営計画の2年目にあたる今期は、現場主義による地域活性化をさらに推進するため、よりスピード感のある融資を徹底。お客さまのニーズに対してスピーディーに対応することで、他の金融機関との差別化をはかっている。また、顧客目線の取り組みを重視し、6月より総額1700億円で取り扱いを開始した懸賞金付き定期預金「ハッピードリーム定期」は低金利が続く中で大変好評という。さらに、より一層の利便性向上をはかるため、計画的な店舗のリニューアルに取り組み、7月に海田支店が新築移転オープン。役職員によるローラー活動を重ねたことにより、新たな取引先が増えている。オープン1周年を迎えた己斐支店、それぞれ周年を迎えた駅前支店、広支店もオープン時の勢いを持続して着実に業績を伸ばし、新規オープンや周年運動が成長の原動力となっている。今後も五日市支店、府中支店、薬研堀支店、鷹の橋支店、南支店、古江支店の新築移転オープンを計画しており、地域のお客さまにとってより身近な金融機関として存在価値を高めている。

現場のアイデアや意見を採用 より働きやすい職場へ

 働きやすい職場づくりでは、働き方改革をより一層推進している。時間管理の徹底とともに、デジタル化や業務の効率化をはかることを目的に、職員からアイデアや意見を広く募集する取り組みを実施。早速採用された案もある。また、女性職員や若手職員の積極的な登用や定年延長を実施するほか、給与の引き上げなど多岐にわたる待遇改善を進め、職員のモチベーションアップにつなげている。さらに、能力向上をはかるため、検定試験の休日勉強会や外部研修を積極的に実施している。

「継続なしで未来なし」

 23年のスローガンは「継続なしで未来なし」。これまで継続してきた地道な営業活動により、お客さまとの信頼関係をコツコツと築いていくことで、その後の未来も明るくひらけてくる。これからも本業に徹する現場主義を貫き、お客さまとともに成長を続け、地元から信頼される地域金融機関としてまい進していく。



会社概要

広島市信用組合
本  部:広島市中区袋町3-17
設  立:1952年5月
出 資 金:234億2400万円(2023年3月末現在)
経常収益:186億9900万円(2023年3月期)
職 員 数:396人(2023年3月末現在)※パート含む
事業内容:金融業
T E L:082-248-1171
U R L:https://www.hiroshimashi.shinkumi.jp/
※2023年9月当時の情報です。