27年に創業80周年
官民の多様な施設を施工
錦建設株式会社
無借金の堅実経営続ける
1947年の創業から、2027年で80周年を迎える。戦後間もない頃から建設業を通じて広島の街づくりに貢献し続け、人々の暮らしに寄り添ってきた。
公共施設の新設・改築や災害復旧事業のように国・県・市町村から請け負う案件に加え、民間企業の工場や店舗、事務所などの施工管理にも対応。幅広い分野で確かな実績を重ねている。創業から無借金経営を続けるなど、堅実な企業体制も特長といえる。
多くの人と力を合わせる
錦建設の経営理念は「信用第一」。そこに込めた思いについて迫谷浩司社長は、
「当社の事業は、自分たちだけで成し遂げることはできません。協力会社の支えや、近隣の方々の理解が必須です。だからこそ常に誠実な姿勢、そして感謝の念を持つことが求められます。多くの人と力を合わせて施設や建物を完成させ、より良い社会をつくっていく。80年間、ずっと大切にしている考え方です」
もう一つのメッセージに『人と自然との調和』を掲げ、省エネや環境保護につながる施工にも取り組んでいる。
大きな処遇改善を実施
迫谷社長は広島商工会議所の建設業部会で部会長も務める。業界全体で人材確保・育成が大きな課題となる中、自社では失敗を恐れない雰囲気の醸成に努めていると話す。
「前向きな失敗は大歓迎。挑戦がうまくいかなかったとしても、その経験がいつか必ず、自身を助けてくれます。全員が前向きに取り組む会社を目指していきたい」
実際の現場では、入社間もない社員から20代の若手が助け合いながら活躍しているという。
その基礎となる、教育システムも充実させている。例えば新人の入社時には外部機関を活用した2日間の研修や、座学・現場実習を組み合わせた社内研修を用意。配属後も先輩社員からの丁寧な指導があり、実践の中で一歩ずつスキルを身に付けられる。
モチベーション向上にも力を入れる。26年春に完全週休2日制へ移行したほか、給与面でも大幅なベースアップを実施。加えて国家資格の取得時には報奨金を支給し、段階的なキャリア形成を後押しする仕組みが整っている。社員旅行をはじめとした福利厚生制度も手厚い。
地域社会の発展に貢献
現場で大切な役割を担うのは施工管理者だ。施主や協力会社、作業員との調整役など業務内容は多岐にわたるが、錦建設では「やる時はやる、休む時は休む」というメリハリを重視。学校で土木・建築を学んだ人はもちろん、異業種からの転職者や女性技術者でも働きやすいという。
品質面では、マネジメントシステムに関する国際標準規格ISO9001とISO14001の認証を取得。またIT化にも積極的で、安芸太田町と山口県岩国市に構える二つの営業所も一体となり、作業の効率化に取り組んでいる。
迫谷社長は会社の将来について、
「技術や機材が進歩しても、仲間とコミュニケーションを取りながら現場を回していくという本質は変わらない。地域社会の発展に貢献したいという気持ちを持つ人と一緒に、100年企業を目指していく」
会社概要
錦建設株式会社
本 社:広島市中区国泰寺町2-5-4
創 業:1947年
資 本 金:1億円
売 上 高:34億6677万円(2025年3月期)
従業員数:75人(2025年3月現在)
事業内容:一般土木・舗装・建築工事
T E L:082-243-2611
U R L:https://str-nishiki.co.jp
※2026年9月当時の情報です。




