鋳物・建設機械・工作機器でものづくりを支える
地元に密着しながらグローバルに事業展開

株式会社北川鉄工所

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 2018年に創業100年を迎えた、府中市に本社を構える機械メーカー。自動車部品、産業機械、工作機械機器などを製造・販売する。 同社の歴史は、木製滑車などの木造船用機械器具を製造する「北川船具製作所」の創業から始まる。木製滑車と共に、巻き上げ用の手巻きウインチや木製製品に使われる金属部品を内製するため、鋳鉄鋳物の製造を開始。木工業から鉄工業への転換を図るため、1937年に社名を「北川鉄工所」へ変更し、旋盤用チャックの製造も始めた。戦後の混乱期には、建設用動力ウインチやコンクリートミキサーを製造し、戦災都市の復興を支援。高度経済成長期には、クレーンやコンクリートプラントの技術が、長大橋の建設などの国家プロジェクト規模のインフラ整備に、チャックなどの工作機器が、製造業における高い加工技術の発展にそれぞれ大きく貢献した。
 現在は金属素形材、産業機械、工作機器の3つの事業を展開。地元に密着しながら、グローバルにも事業を展開している。

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付加価値の高い鋳造部品を提供

 金属素形材事業では、主に自動車のエンジンやミッションに使われる鋳物部品の生産に注力する。素材の開発から加工までの一貫生産を通じて、付加価値の高い鋳造部品を提供。生型鋳造から消失模型鋳造、ロストワックス鋳造まで多様な鋳造方法を採用し、建設機械や農業機械部品などの重量物から、電子機器などの軽量物まで幅広く対応している。
 タイやメキシコにも生産拠点を構えており、国内外でタイムリーに製品を提供できる体制を整えている。

社会のインフラを支える産業機械

 産業機械事業では、社会のインフラ整備に関わるビル建設用タワークレーンや架橋クレーン、コンクリートプラント、自走式立体駐車場などを手掛ける。
 ビル建設用タワークレーン「ビルマン」は「シンプル・軽量・コンパクト」がコンセプト。大型・小型合わせて国内トップシェアを誇る。コンクリートプラントに欠かせないミキサーの設計製造では、従来のプロペラ式シャフトに替えて螺旋型アームを採用。練り精度やメンテナンス性を向上させ、ランニングコストの削減を可能にした。また、防錆効果に優れた溶融亜鉛メッキを全体に施した新型生コンクリートプラントも開発。既存製品分野における事業品質をさらに高める方針だ。

「チャックのキタガワ」

 工作機器事業では、工作機械に取り付ける旋盤用チャックやNC円テーブルを主に製造する。国内シェアは約6割、海外でも約180カ国で使用され、「チャックのキタガワ」として世界にその名をとどろかす。
 2018年には、他社が実現できなかった100分の1㍉㍍の把握精度を持つ新型チャックを開発。常に世界のスタンダードを生み出し続けている。今後は工作機械に取り付ける単体の機器だけではなく、自社の製品同士を組み合わせたり、情報技術を融合することで、新しい価値の提供と新たなワールドスタンダードの構築を目指す。
 19年インドに新工場を完成し、11月から生産開始予定。日本からの輸出を現地生産に切り替え、価格面の競争力や営業力を高め、事業のさらなるグローバル化を進めていく。

会社概要

株式会社北川鉄工所
本  社:府中市元町77-1
設  立:1941年11月(創業1918年3月)
資本金:86億4000万円
売上高:603億3900万円(2019年3月期連結)
従業員数:1364人(2019年3月末時点)
事業内容:自動車部品、産業機械、工作機械機器などの製造・販売
T E L:0847-45-4560
U R L:https://www.kiw.co.jp/

※2019年8月当時の情報です。