高校生がインタビュー：
島のみらい図鑑「継ぎて」④

2月18日に広島県内外の8校51名の高校生が大崎海星高校に集まり、大崎上島町商工会が主催で「みらい会議｜継ぎて編｜」が開催された。これは、高校生らが事業承継問題に真っ向から挑む課題解決型の探究学習であった。彼ら彼女らは、事前学習として出身地域の「継ぎて」にインタビュー。
継ぎてから生の声を聞くことで、普段耳にすることがない「継ぎて」の仕事内容や課題、決めてや承継にかける想いなどを整理しながら、学びや気づきを共有することで「継ぎて」の現状を知った。
それを踏まえて後半は、みらい図鑑でインタビューした事業者をモデルとして新しいビジネスアイデアを創出。事業承継、起業創業塾などを全国20ヶ所以上で開催する㈱エコカレッジの尾野寛明氏を招聘して、講演やＷＳを通じて課題の最先端に触れた。

当日は、高校生らのポスターセッションを受けて、地域の事業主や町民などが活発な意見交換を行った。高校生らは、「チームで協力して普段考えることのない事業承継について考えた」「地域の継ぎて不足の深刻さを知った」といった声があった一方、参加者からは「高校生が事業承継問題をテーマに議論することは意義深い」「次回以降の開催も楽しみだ」「堂々とプレゼンしていた」といった声が寄せられた。