多様な手段で顧客の想いを伝える
働き方改革で広島県のモデル企業に選定

株式会社ユニバーサルポスト

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 1947年に印刷業で創業し、「想いを届けるプロ集団」であり続けようと、顧客のさまざまな困りごとに対応してきた。事業領域を広げ、今や、情報発信、マーケティング、販売促進などをワンストップで支援する体制を構築。例えばマーケティング支援の場合にコンサルから企画提案、販促支援、編集、ウェブサイトの構築・運用、キャンペーンやイベントの企画運営などを一貫して手掛ける。顧客にとっては手間やコストの削減、分かりやすく魅力を伝えられるといったメリットがある。目指すのは「情報価値の創造」だ。それを形にできる実行力も備える。
 情報発信の手段は紙媒体だけにとどまらない。「統合メディア業」を掲げ、ホームページやネット広告の制作、SNSなどを一体的に活用。顧客に最適な伝達手段を実行する。「商品や企業のブランド力を高めたいが、何をすれば良いか分からない」という顧客に対しても共に考え、長年のノウハウを基にした提案で解決の道筋を探る。
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社員の活躍分野にも広がり

 こうした事業展開は、社員が活躍するフィールドの拡大という効果も、もたらした。近年は主力事業で培った発想力を基に、平和記念公園の「原爆の子の像」にささげられた折り鶴を再生利用する紙粘土「つる姫」などを企画し、発売。〝コトづくり〟が目的の消費者参加型イベント「実感!ときめきフェスタ」の定期開催も、社員からのアイデアが実現した形だ。CSR(企業の社会的責任)活動にも注力し、全日本印刷工業組合連合会CSR・スリースター認定を取得。「新CSR検定」の広島事務局として普及に努める。

働き方改革で成果

 社員が生き生きと働ける環境づくりも積極的に進める。広島県の「働き方改革企業コンサルティング事業」で2017年度にモデル企業に選ばれた。1年間で所定外労働を月平均540時間減らし、従業員1人当たりの総実労働時間は月間約5時間削減、年次有給休暇の取得率は33%から43%以上に向上した。営業部門の業務の棚卸しやITツールによる効率化、生産部門の多能工化、全社的な支援制度の見直しが奏功した。それまでも複数の部署で女性を管理職に登用。育児休暇を取りやすい風土が根付き、常に同じ部屋にいる条件での子連れ出勤制度も導入した。
 毎年、新卒者2人前後を採用する。18年度からは実験的に最初の配属先を経営企画室とし、現場も経験させながら新入社員の考える力の養成を図っている。何色にも染まっていない、新しい考えを会社に取り入れる狙いもある。

ハッピーインダストリー

 同社は「伝える力」で顧客や社会が抱える課題の解決、事業の成長を支援してきた。喜瀬清社長は、「人に想いを届ける志が事業の発端。まず印刷、のちに電波やウェブなど多様に展開。最近では媒体だけではなく、集客イベントも含めて取り組んでいます。当社は、あらゆる方法を伝える力に換える努力をしています。工夫を凝らし、お客さまの明るい笑顔を見られたとき、私たちもうれしくなる。これからどんな媒体が世に出ても、それを活用して共に明るい未来を描き届ける事業ということで、印刷業は〝ハッピーインダストリー〟だと言えるかもしれません」

会社概要

株式会社ユニバーサルポスト
本  社:広島市西区商工センター7-5-52
設  立:1948年1 月
資本金:1000万円
売上高:31億5000円(グループ)
従業員数:201人(グループ)
事業内容: 総合印刷、広告、コンテンツ企画・制作、マーケティング、リサーチ、販促・イベント企画運営、BPO(業務代行)、発送代行、ウェブ・アプリの企画開発
http://www.u-post.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。

 

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