特殊印刷機のトップメーカー
オンリーワン技術で地域経済をけん引

富士機械工業株式会社

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 1951年創業の特殊印刷機のトップメーカー。食品包装用プラスチックフィルムや家具、家電製品の木目印刷などの「グラビア印刷機」、缶詰や飲料缶などに印刷する「金属印刷機」、フィルムやアルミ箔など異素材の貼り合わせや、さまざまな材料の表面に薬品や塗料などを均一に塗る「ラミネーター&コーター」の3事業を展開。高品質・高耐久性を強みに、国内、世界共にナンバーワンを目指す。
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技術力を武器に事業展開

 グラビア印刷機は、フィルム・建材・薄紙用途、小ロット対応など多岐にわたり、国内シェアはトップ。金属印刷機は、1969年に製造、販売を開始。国内では同社だけが開発技術をもつオンリーワン事業だ。近年は新興国を中心に引き合いが増え、世界シェアでもトップクラスに。ラミネーター&コーターは材料のロスの低減、高稼働率を実現。リチウムイオン電池の需要拡大に伴い、中国メーカーからの受注が増えている。

確かな技術力が高評価を受ける

 2018年1月、同社の確かな技術力が経済産業省から高く評価され、企業選定・表彰を相次ぎ受けた。地域経済をけん引する中核企業として、「地域未来牽引企業」に選定。高い付加価値の創出や、自治体や金融機関などから地域経済への貢献の担い手として推薦を受けたことが評価の要因という。
 また、同社の機能性材料塗工装置「MCD(マイクロ・チェンバー・ドクター)」が、同省主催の「第7回ものづくり日本大賞」で「特別賞」を受賞した。同装置は、液晶テレビやスマートフォン、リチウムイオン電池の製造に必要な材料を塗工する機械。0・15㍈という世界ナンバーワンの薄塗りが可能で、生産性は従来の4倍となった。品質の安定性や作業の安全性も改善した革新的な製品で、国内外から注目が集まっている。11年の製品化まで約20年を要した製品で、改良に改良を重ねる努力が結実し、導入実績、売り上げ共に伸びている。

新社屋を完成し、業務効率化 

 2017 年11月、実質的な本社機能を置く八本松製作所(東広島市)に6階建て延べ約4100平方㍍の新社屋が完成した。これまで敷地内のそれぞれの事務所に分かれていた本社機能、設計、生産管理、営業、関連会社の計100人を集約。利便性の向上、社内コミュニケーションの活性化により業務効率化を進める。6階には、周囲の風景を展望しながら休憩できる約160平方㍍のリフレッシュルームを新設した。福利厚生を充実させることで、社員満足度の向上や今後の採用活動に役立てる。
 新社屋完成による機能集約で生じたスペースを生かし、工場レイアウトの見直しを図り、生産・物流の効率を高める。現在、国内外の自動車メーカーが電気自動車(EV)の開発を加速させていることから、当面はリチウムイオン電池の需要増が続くと判断。生産能力を2割高める考えだ。

時代に求められる製品を生み出す

 業績も好調で、2017 年8月期売上高は3期連続増収で過去最高の約160億3000万円。今後も時代に求められる製品を生み出し、世界でナンバーワンを目指す。

会社概要

富士機械工業株式会社
本  社:東広島市八本松飯田2-7-1
設  立:1951年7月
資本金: 4 億5000万円
売上高:160億2955万円(2017年8月期)
従業員数:237人(2017年8月期)
事業内容: グラビア印刷機、金属印刷機、ラミネーター・コーターなど産業用機械の開発・設計・製造・販売
T E L:082-428-2450
http://www.fujikikai.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。

 

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