3年連続最高の売上30億円へ
東京五輪でグッズ需要狙う
増成織ネーム
ノベルティなど各種OEM(相手先ブランド名製造)商品企画の増成織ネーム(西区横川町1-12-11、石井英邦社長)は、2019年2月期の売上高が前年比2.6%増の29億6300万円となり、2年連続で過去最高を更新した。今期は20年7月の東京オリンピック関連グッズの取り込みを図り、売上高30億円超えを目指す。
企業やアーティスト、プロスポーツ球団などのキャラクターやブランド、ロゴマークなどをデザインした各種オリジナルグッズを製作。主力のネックストラップやスマートフォン関連グッズ、タオルなど500種類以上の商品をそろえる。デザイン部門を置き、〝かわいい〟、〝おしゃれ〟、〝カッコいい〟の多様なニーズに少ロットから大量生産まで短納期・低コストで対応。「東京ギフトショー」や「販促EXPO」など、東京、名古屋、大阪、広島、福岡のさまざまな展示会に出展し、19年は大手家電量販店の販促グッズが伸びた。
毎年50種ほど新商品を開発しており、19年春は2種類の絵柄が楽しめる「チェンジングスパンコールワッペン」などを投入した。表面を指でなでるとスパンコールの向きが変わり、違うデザインが現れる仕組み。業界初という、人気ブランドの「今治タオル」に刺しゅうやネームを入れられるセミ・オーダーシステムも採用した。