〝半IoT〟コンサル開始
中小企業の導入ハードル下げる

ネクストビジョン

 システム開発のネクストビジョン(中区榎町2-15、有馬猛夫社長)は、AIなどと比べ導入が手軽な〝半IoT〟のコンサル業務「人的IoT生産効率化サービス」を本格化した。複数の他社製品を組み合わせて各社に適した業務改善を後押しする。
 製造業では温度などを測るセンサーを機械に取り付け、稼働状況などを可視化するIoT化が進められているが、センサーの故障や不具合などでかえって業務負担になるケースがあるという。AIの活用による解決も中小企業にとってまだハードルがある。そこで、人間による目視での確認と各種システムを組み合わせた半IoTを提案する。
 例えば現場の作業員が生産状況などを目視確認し、タブレット端末を使った点検業務効率化システム「ConMas i-Reporter」で情報を共有する。これらのデータと、顧客情報などの社内データ、統計情報などの第三者データをBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「モーションボード」などと連携させることで、人員配置や資材調達などの経営判断に生かしてもらう。パソコン操作を自動化するRPAソリューション「ウィンアクター」なども必要に応じて提案する。