創業50周年 女性の髪の悩みを解決
差別化できる商品開発と独自の販売戦略で成長

株式会社ヤマサキ

 1970年、広島初の化粧品製造会社として設立し、海藻のエキスを原料にしたコスメブランド「ラサーナ」を展開する。2019年にブランドが40周年、20年4月に創業50周年を迎え、もみじ・宮島・お好み焼きの広島ゆかりの限定デザインをそろえた「海藻 ヘア エッセンス」記念ボトルを発売。

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ブランド誕生から現在まで

 ラサーナブランドは、1979年、髪に良いとされる海藻をいち早く採り入れた海藻シャンプー・リンスを発売したのが始まり。以降約40年、シャンプーなどの「ヘアケア」、洗顔ソープなどの「スキンケア」、精油などの「アロマ」の3部門を展開する。ラサーナとはイタリア語で健康で美しい女性を意味し、原料にはフランス・ブルターニュ産の海藻のエキスや天然由来の美髪成分などを使用。80年代には女性を中心にヘアカラーやパーマが一般的になり、ダメージヘアに悩む人が増えた。従来のシャンプー・リンスに加え、トリートメントなどダメージケアの提案を強化した。90年代になると、茶髪ブームなどで髪の悩みがより深刻化。女性の社会進出が進み時短ニーズが高まる中、洗い流さないタイプのトリートメント「ラサーナ 海藻ヘア エッセンス」を98年に発売した。アウトバストリートメントは当時まだなじみがなかったため、巨額な費用をかけて試供品のサンプリングを実施。ドラッグストアで営業社員による店頭配布、大手通販の同梱など、さまざまなチャネルで無料サンプルを配布し、利用者の口コミでラサーナブランドの認知とユーザー数を一挙に拡大した。発売から約20年の2020年には、同商品が富士経済調査のアウトバストリートメント部門で全国売り上げナンバーワンをラサーナブランドとして12年連続で達成(※1)。さらに累計販売本数(※2)は1800万本を突破し、トップシェアを誇る主力商品だ。

シルクのような髪へ導く新商品

 20年8月発売の新商品「ラサーナ海藻 シルキー ヘア スプレー」は、幅広い毛髪ダメージをカバーする独自ウォータリープロテクション処方を採用。朝の乾いた髪に使い、毛髪ダメージの補修効果に加え、シルクのようなつるつるな指通りある毛髪に導く。既存顧客にも、新しい価値を提供する革新的な新商品となった。

企業活動が多様な賞を受ける

 残業削減のため固定残業手当支給制度を導入するなど、職場の環境整備にも取り組み19年9月に広島県働き方改革実践企業に認定。11月には、ブランド誕生40周年を記念して、18年発売の「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス6種の香りコレクション」が「ひろしまグッドデザイン賞」のプロダクト奨励賞を受賞。20年2月には、(公社)中小企業研究センター主催で経営や技術開発などに優れた中小企業を表彰する「グッドカンパニー大賞」で特別賞を受けた。

100年企業を目指して

 山崎社長は「広島で創業し、地域や地元に支えられ50周年を迎えることができた。100周年を迎える頃には、社名がヤマサキからラサーナへと変わるのではと大きな希望を抱いて、日本中の皆さまから愛される企業・ブランドを目指します」と、感謝を込める。

会社概要

株式会社ヤマサキ
本  社:広島市中区舟入本町3-7
設  立:1970年4月1日
資 本 金:8000万円
売 上 高:42億5000万円(2020年2月期)
従業員数:社員・パート合計275人(2020年4月)
事業内容: 化粧品、医薬部外品(ヘアケア、スキンケア、入浴剤)の製造と販売
T E L:082-292-7141

※2020年8月当時の情報です。