エネルギー
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脱炭素社会の実現へ取り組み加速
再生可能エネルギーなど普及拡大進む
国が進める2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現へ、取り組みが加速している。
中国電力は21年4月、小名浜バイオマス発電所(福島県いわき市)の営業運転を開始。バイオマス燃料だけを使う発電所としては国内最大規模で、中電が中国地方以外の国内で発電所を稼動するのは初めて。海外でもカボベルデやフィジーで再生可能エネルギーの導入支援を展開。中電工との共同で台湾の洋上風力発電や水力発電事業などにも出資している。広島ガスは20年に小水力発電事業に参入したほか、天然ガスへのシフトや水素利用、メタネーション(水素とCO2でメタンを合成)などの技術革新でガス自体の脱炭素化を掲げる。中国電力と広島ガスが共同出資で設立した海田バイオマスパワーは21年4月、木質バイオマスを主燃料とする海田発電所の営業運転を始めた。
石油業界では出光興産が21年4月から系列給油所の新ブランド名を「アポロステーション」とし、約3年かけて順次切り替える方針。環境意識が高まる中、大野石油店では、抗菌・消臭効果などがある酸化チタン水溶液「光触媒ミラクルチタン」事業を強化している。
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大野石油