2020年を目途に株式上場へ
品質重視のベッドづくりに根強い支持

ドリームベッド株式会社

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 創業者が戦後、練兵場跡地の「広島第一授産共同作業場」で、奉仕事業をスタート。米駐留軍などから持ち込まれたベッドやマットレスを修理する技術が現在に至るベッド製造業の起業につながった。
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自社製だからこそ実現

 品質を追求する〝ぶれない姿勢〟に徹し、ライフスタイルや価値観の変化を見極めながら市場の期待にしっかりと応えていく―。創業当時から変わらない方針だ。
 確かな技術力を基に、高品質、多品種、リードタイムの優位性から国内生産に軸足を置いている。海外ブランドと積極的に進めるライセンス生産契約も、その技術力の証。ライセンス生産は、デザイナーズベッドブランド「ルフ(独)」や、全米シェア7年連続1位のベッドブランド「サータ(米)」、ライフスタイルブランド「リーン・ロゼ(仏)」などと契約を結ぶ。
 自社製造だからこそ可能になる、クオリティ、コストそしてフットワークの最適なバランス。2017年度は、インバウンド(訪日外国人)の増加を受け、厚みのあるマットレスの開発へ、自社工場に専用機を導入した。このほか、テイジンとアース製薬が共同開発した防虫素材や、体圧を均等分散するエアウィーヴ素材を使った〝コラボマットレス〟を市場に投入。好評を博す。

全米首位のサータに注力

 ベッド業界は、住宅着工数減少の影響などから全国的に伸び悩む。が、同社がライセンス生産するサータは、質の良い眠りに対する根強いニーズに応え、前年売り上げを上回る好調が続く。これを好機と捉え、ブランド認知度を更に引き上げようと、さまざまな広告媒体やウェブを通じて発信力を強化中だ。
 一般向け市場と合わせ、引き続きコントラクト事業にも力を入れ、首都圏をはじめ活況が続くホテル向け市場の開拓を強める。

リーン・ロゼ銀座オープン

 東京・銀座4丁目、歌舞伎座に近い昭和通りに面したビル1・2階に2018年3月、「リーン・ロゼ銀座」をオープンした。都内では六本木、池袋に次ぐ3店目。全国では5店目だ。銀座の街並みに合わせた店づくりで、高感度で現代的なライフスタイルを支持する層を掘り起こす。
 オープン披露イベントには、家具専門店や百貨店、マスコミなど200人以上の関係者が詰め掛けた。ライフスタイル提案型の空間にソファをはじめ、リビングやダイニング用の家具を展示。ホテル向けのショールーム機能も担う。
 ロゼ社とは1981年に提携。現在、世界で唯一、ライセンス生産を認められている。2017年度売り上げも前年比2桁増が続き、銀座店も順調な滑り出しだ。

株式上場へ準備進む

 17年4月には、3年後の20年に株式上場を目指す中期3ヵ年計画をスタート。上場への体制整備を進めており、ものづくりと働き方改革の両輪を念頭に、成長戦略を描く。小出克己社長は、「〝夢をはぐくむひとりひとりに、快適で美しいくらしを提供〟する『空環創造宣言』を掲げ、価値観に合わせてニーズに応えていく」
 飽くなき品質の追求と変化への対応にまい進する。広島初ベッドメーカーの上場が待たれる。

会社概要

ドリームベッド株式会社
本  社:広島市西区己斐本町3-12-39
設  立:1957年1月(創業1950年)
資本金:9100万円
売上高:92億7600万円(2018年3 月期)
従業員数:419人(パート含む、18年3 月末現在)
事業内容: ベッド・リビングソファ・インテリア用品の製造、販売
T E L:082‐271‐4201
http://dreambed.jp

※2018年8月当時の情報です。

 

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