技術を磨き、技術を競い、
技術で選ばれる「技術創造企業」

「働き方の変革」と「生産性向上」に向けた次なる挑戦

　中国電力グループの総合建設コンサルタント。中国電力の土木系・建築系の技術者が集まって１９６５年に設立。土木、建築、電気、環境、情報部門を持つ。土木建築や発電設備の調査、計画、設計、工事監理を中心に社会資本整備を手掛ける。また、これらに伴う情報システムの開発やコンサルティングなど幅広く事業を展開。技術を磨き、技術を競い、技術で選ばれる「技術創造企業」をビジョンに掲げ、環境・エネルギー、維持・管理、防災・減災など、今日的な社会の変化にも対応したさまざまな分野で、地域社会のニーズと信頼に応える。

インフラＤＸ推進

　２０１９年設立の先進技術センターを中心に、インフラ分野においてデータやデジタル技術を活用するインフラＤＸを推進。「時代にあった品質や価値を提供し、お客様に満足いただける技術サービスの実現」に向け取り組む。全社員に向けたＤＸ技術の体験会や社内研修などを通じインフラＤＸへの対応力を強化。働き方の変革と生産性の向上を図る。

令和３年度 i-construction大賞「国土交通大臣賞」受賞

　近畿地方整備局の「ＵＡＶの自律飛行による天然ダムおよび砂防関係施設の点検・調査」業務で、建設現場の生産性向上を図る優れた取り組みを表彰するi-construction(アイ・コンストラクション)大賞の最高賞「国土交通大臣賞」を建設コンサルタントとして初めて受賞。山に遮られて目視できず、電波も不安定な場所でドローンを飛ばし、災害現場を撮影する技術が高く評価された。

若手中心のプロジェクトの推進

　若手社員が活躍できる場として、若手社員を中心にさまざまなプロジェクトを立ち上げ挑戦している。「イノベーションプロジェクト」では、宮島口地区（廿日市市）のにぎわいを創出するまちづくりを支援。「カーボンニュートラルプロジェクト」では、再生可能エネルギー計画立案のコンサルティングに加え、海洋生態系が炭素を取り込む「ブルーカーボン」事業なども推進。「海外プロジェクト」では、国内で培った水力発電技術を中心に、海外市場への展開を強化している。

働きやすい職場環境へ向けて

　１９９５年、業界内で先駆けて「フレックス勤務制度」を導入。育児のために一旦退職した社員が無条件で復職できる「育児退職者再雇用制度」や育児・介護の短時間勤務、在宅勤務など、育児、介護のための諸制度も充実。また、２０２２年、全社員の在宅勤務が可能となる「テレワーク勤務制度」を開始。アフターコロナも仕事の生産性と働きやすさを追求。23年、疾病と仕事の両立支援策としての通院休暇・通院短時間勤務制度を導入。同年、社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営優良法人」に認定された。新ビルに移転した岡山支社では、オフィス内は社員が固定席を持たず、ノートパソコンを活用して仕事をするフリーアドレス制とする、新たな働き方にも取り組む。

２０２５新たなスタートに向けて

　25年度からスタートする新たな長期ビジョンの策定に取り掛かっている。経営層だけではなく、若手から中堅、ベテラン社員までさまざまな考え方を持つ多様な人材の意見を反映させる策定プロセスを経ることで、社員への浸透を高め全社の一体感を醸成し、次の10年に挑戦する。

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