医薬品の安定供給を支える
中国地方トップシェア

株式会社セイエル

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独自のシステムで課題解決


 東証プライム上場の東邦ホールディングス(東京)が束ねる共創未来グループの一員として、中国地方5県を担当。医療機関や薬局などに「くすり」を届ける医薬品流通を中心に、病院の業務効率化や患者の利便性を高めるシステムの提供、コンサルティングなど幅広い事業を展開している。広島9、岡山3、山口6、島根4、鳥取3拠点を構え、地域密着のきめ細かいサービスを提供する。

独自システムで課題解決

 「在庫管理を効率化したい」、「患者さまの待ち時間を減らしたい」といった顧客の課題解決に向け、薬の注文・在庫確認を効率化する情報端末や、診療予約システムなど独自の「顧客支援システム」を提案している。加えて、グループ全体で物流センターを中心とした「流通システム」を構築し、医薬品の安定供給に注力。自社と顧客双方の検品等作業の効率化が図れ、「今、医療現場で何が起こっているのか」を共有できる時間を増やすことで、一歩先の医療現場をサポートしている。

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プライドが持てる仕事

 一人一人のMS(マーケティングスペシャリスト)が「自分だったらどうするか」という経営者視点を持って顧客サポートに取り組み、「オンリーワンサービス」を実現している。顧客ニーズを発掘し、最適な解決方法を提案することがセイエルの存在意義であるとし、「プライドを持って仕事ができる、そんな会社であり続けたい」とする。

中国地方トップシェア

 創業以来、中国地方で長年にわたって地域医療に貢献してきた。製造技術の向上に伴う品目の多様化や医療に対するニーズの高度化で、医薬品の管理や流通体制に求められるものが大きく変化する中、常に変わらないのは「お得意先の側に寄り添い、一緒に地域の方の健康をサポートすること」だという。これらに真面目に忠実に取り組んできた結果、中国地方を代表する医薬品卸会社に成長した。河野社長は、
「今後、私たちを含め医療を取り巻く環境は大きく変わることが予想されます。お得意先が患者さまに充実した医療を提供することができるよう、お得意先の立場に立って物事を見据え、きめ細やかな医療サービスを全力でサポートします。そして、中国地方における地域医療へ貢献するべく前進してまいります」と話す。

オンオフをしっかり区別

 病気の治療から慢性疾患の抑制まで用途によって必要な医薬品は多岐にわたるが、いずれも命を支えるという大きな役割を担っている。MSには日々新しい薬の情報を勉強し、安全性を保ちながら薬を届けることが求められている。社会的責任の大きな仕事だからこそ、プライベートとのメリハリを大切にする風土があるという。勤務終了後のプライベート時間確保を促し、週末オフの日は完全に休養を取るなどして、リフレッシュしながら新たな気分で働ける環境を整えている。パパ育休の取得推進に加え、2023年10月からは男女問わず10日以上の育休取得者に子育て支援金を支給している。チーム全員で仕事をカバーする体制が整っており、すでに10人近くが取得した。



会社概要

株式会社セイエル
本  社:広島市西区商工センター5-1-1
設  立:1947年9月(創業1946年9月)
資 本 金:9550万円
売 上 高:1753億円(2024年3月期)
従業員数:892人
事業内容:医療用医薬品・検査薬・医療用機器などの販売、顧客支援システムの販売、開業・開局支援、経営コンサルティングサービス
T E L:082-278-1912
U R L:https://www.saywell.co.jp/
※2024年9月当時の情報です。