モビリティーを通じて笑顔を広げる
「WHILL」の取り扱いスタート

ネッツトヨタ広島株式会社

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目指すは〝県内イチバン〟のトヨタ販売店


 県内全域に17店舗を展開するトヨタ系ディーラー。1967年の創業以来、自動車という〝夢〟を届ける企業としての責任と誇りを大切に、世代を超えて支持されるよう挑戦を続けてきた。〝モビリティーを通じて笑顔を広げる〟を理念に掲げ、地域密着型の店舗づくりに取り組んでいる。
 ショールーム周辺の「一度食べたら忘れられない味」や「匠の技が光る物」、「ひたすら情熱を傾ける人」など、地域の〝宝物〟を紹介するテレビ番組「たからモノさがして」を毎週木曜の午後6時55分~7時に広島テレビで放送中。加えて、タウン情報誌「Wink」にも特集ページを設け、自動車を単に販売するだけでなく、購入後の利用シーンやドライブスポットの提案にも注力する。〝宝物〟のプレゼント企画(抽選)も行っており、楽しみにしているファンも多いという。

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電動モビリティーを販売

 2022年11月から、歩道を走れるスクーター「WHILL Model S」など、高齢者向け電動モビリティーの販売をスタート。全店舗で扱い、免許返納後の新たな移動手段として提案している。近距離モビリティーベンチャーのWHILL社(東京都)製で、モデルSは免許が無くても運転できるスクータータイプ。時速約6㌔で走行でき、航続距離は33㌔㍍。折りたたみ可能な計量タイプのモデルF(27万3000円、航続距離20㌔㍍)と、走破性に優れた電動車椅子のモデルC2(48万7000円、同18㌔㍍、介護保険対応)の3タイプを販売する。
 23年7月には「WHILLを活用した移動とリハビリの分離」のテーマで、広島国際大学健康科学部医療福祉学科の学生約60人に講義。奥原社長が元医師の経験を踏まえて事例紹介した。
「自動車以外のモビリティーの扱いは初めて。高齢者が安心して乗れる良い商品だと確信し、販売後のフォローを含めて専属スタッフ計10人を配置しました。誰もが楽しく外出できる社会づくりに少しでも貢献するため、まずはイベントなどで商品の認知拡大に努めたい」と話す。

充実の社内制度

 100年に一度の大変革時代をチャンスに変え、これからを生き抜いていくために、主体性のある人材の教育に注力している。社員一人一人が自らの意思で選択・行動し、自立するための研修制度を用意。店長・副店長クラスへのマネジメント研修に加え、若手を対象とした勉強会などを定期的に実施している。従業員の負担軽減と優秀な人材確保に向け、上限90万円までの奨学金返済支援制度もある。

女性活躍の推進

 22年4月に女性活躍推進プロジェクトを発足。他社の先進事例を採り入れる目的で、社外交流会を実施した。今後も年に数回のペースで開催する方針という。
「顧客だけでなく、社員にも笑顔の輪を広げていけるよう働き方改革にも積極的に取り組む方針です。良い意味で個人も会社も常に変化し続ける組織をつくるため、研修制度の充実を図ります。23年9月には『広島県リスキリング宣言』を策定しました。今年は現場の意見をしっかりと吸い上げ、改善につなげる1年にしていきたい」



会社概要

ネッツトヨタ広島株式会社
本  社:広島市西区南観音5-16-7
設  立:1967年11月(創業1968年1月)
資 本 金:5000万円
売 上 高:261億7000万円(2024年3月期)
従業員数:291人(2024年4月現在)
事業内容:モビリティー関連事業(新車・中古車の販売、修理)、保険事業(損害保険代理店業務、生命保険の募集に関する業務)
T E L:082-503-1124
U R L:http://www.netz-hiroshima.jp/
※2024年9月当時の情報です。