世界一の自動車販社目指す
モータースポーツ振興で車ファン拡大

株式会社広島マツダ

動画をリクエストする

マツダ車トップディーラーの挑戦

 1933年の創業から長い歴史を持ち、全国のマツダ車ディーラーで最古参。その発祥の地「広島」を拠点とし、基幹ディーラーとしての役割を担う。2019年はマツダの「新世代商品元年」となり、5月発売の第1弾「マツダ3」や同年内に予定される「CX‐30」など、魅力的なラインアップが一層充実する。
 同社は県内に計21店を構え、大州本店や西日本最大級の宇品本店、新世代店舗の可部店と尾道山波店など、広域ネットワークを築いている。輸入車ではボルボ(スウェーデン)の「フルCI(コーポレートアイデンティティ)」を採用した西日本最大級の「ボルボ・カー広島大州」、ロータス(英国)とケータハム、KTMを扱う「ロータス広島」を展開する。
  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3
  • 写真4
  • 写真5
  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3
  • 写真4
  • 写真5

モータースポーツ振興
整備士呼び込みへ奨学金

 車ファンの拡大へ、モータースポーツを切り口に新たな挑戦を仕掛けている。17年にチーム〝HM Racers〟を結成。マツダのMX―5(ロードスター)の世界統一車を用いた「グローバルMX―5カップジャパン」では18年の第5戦で優勝し、総合2位を獲得した。
 19年にはスーパー耐久レース1500cc以下のクラスに参戦。多くの人に身近な小型車デミオを起用した。レースは市販の部品が多く使われるため一般の人も仕様をまねしやすく、マツダ車を一層身近に感じてもらう。松田哲也会長兼CEOは、「マツダ車で走る魅力をより多くの人に伝えるとともに、モータースポーツの振興によって社会貢献ができるとうれしい」
 レーサーの能力に加え、整備やピット作業を含めたチームの総合力が勝敗のカギを握る。同レースを通じて整備スタッフの技術向上も図る。
 これまでも同社は多くの整備スタッフを採用し、育ててきた。しかし、業界全体を見ると整備士不足が顕在化。松田会長は、「さらに整備士不足の状況が続くと、車社会の安全が担保できなくなる事態さえ危惧されます。業界全体に若者を呼び込まなければいけません」
 そこで、返済や同社への入社の義務がない支援金を月2万円給付する、「(社)広島マツダ奨学金協会」を19年2月に設立した。大学生、短大生、専門学校生と入学予定者が対象で、学校の推薦が必要。上限は年間15人で、毎年2回に分け募集する。
 また、創業の地に近い原爆ドーム隣では「おりづるタワー」を運営。松田会長は、「原爆投下でゼロとなった後、広島の方々に育てられてきた当社の、地域への恩返しの集大成です。この地だからこそ感じられる平和と広島の復興の歩みを、国内外の方々に実感していただきたい」

世界一の自動車販社目指す

 同社は不動産やリース、レンタカー、情報通信分野など多角的な事業も手掛ける。グループ会社のブローダはスマホ用の名刺交換アプリ「PiQy」(基本無料)の普及に注力。新たなビジネス習慣の発信も手掛ける。こうした新たなことにチャレンジする社内風土がある一方、真面目で穏やかな社風で離職率が低く、従業員の満足度は高い。会社基本理念は「Happy happy!=あなたの幸せが私の幸せ、Spec higher!=誠実な努力で日々成長」。評判、財務体質、実績、CS(顧客満足度)、ES(従業員満足度)まで、全てに世界で1番の自動車販売会社を目指す。

会社概要

株式会社広島マツダ
本社:広島市中区幟町13-4
設立:1941年5月(創業1933年1月)
資本金:8000万円
売上高:241億8676万円(2018年9月期)
従業員数:425人(2018年10月現在)
事業内容:新車、中古車の販売・修理、損害・生命保険の代理店、
     車両リース、不動産の運用・管理など
T E L:082-225-3600

※2019年8月当時の情報です。