世界一の自動車販社目指す
空港民営化への協力など社会貢献

株式会社広島マツダ

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 1933年の創業から長い歴史を持ち、全国のマツダディーラーで最古参。その発祥の地「広島」を拠点に、基幹ディーラーとしての役割を担う。県内に計21店を構え、大州本店や西日本最大級の宇品本店、新世代店舗の可部店と尾道山波店など、充実した販売体制を敷く。新世代商品「CX‐30」やEV「MX‐30」など魅力的なラインアップをそろえ、輸入車ではボルボ(スウェーデン)の「ボルボ・カー広島大州」、ロータス(英国)とケータハム、KTMを扱う「ロータス広島」も展開する。

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社会貢献で地域へ恩返し

 地域に密着し、社会貢献に積極的な社風が根付く。創業の地に近い原爆ドーム隣では「おりづるタワー」を運営。松田会長は「原爆投下でゼロとなった後、広島の方々に育てられてきた当社の、地域への恩返しの集大成です。この地だからこそ感じられる平和と広島の復興の歩みを国内外の方々に実感していただきたい」と話す。20年12月には、ひろしまイノベーション推進機構が運営する3号ファンド「ふるさと連携応援ファンド投資事業有限責任組合」の第3次出資契約を締結。同ファンドは投資先企業の成長を通じて地域経済の発展を目指している。また、新生「フタバ図書」の事業に共同参画し、地域の文化振興に欠かせない書店の維持存続への貢献を図る。地域に根差した企業として「まちづくり」にも積極的に関わり、広島国際空港に共同出資。21年7月から、滑走路と旅客ターミナルビルなどを含む空港一体運営が始まった。
 モータースポーツの振興やファン拡大も進める。17年結成のチーム「HM Racers」はスーパー耐久レースに挑戦。多くの人に身近な小型車デミオを起用し、マツダ車に一層親しんでもらう。松田会長は「マツダ車で走る魅力をより多くの人に伝え、モータースポーツの振興によって社会貢献したい」という。
 整備やピット作業を含めたチームの総合力が勝敗のカギを握り、レースを通じて整備スタッフの技術向上も図る。これまでも同社は多くの整備スタッフを採用し、育ててきた。しかし、業界全体を見ると整備士不足が顕在化。業界全体に若者を呼び込もうと、返済や同社への入社の義務がない支援金を月2万円給付する、「(社)広島マツダ奨学金協会」(大学生、短大生、専門学校生と入学予定者が対象)を運営している。ベトナムに自動車整備士学校の開設も計画し、人材紹介事業を予定。

世界一の自動車販社目指す

 同社は不動産やリース、レンタカー、情報通信分野など事業を多角化。20年4月には無人運営でバケーションレンタルする宿泊施設「b HOTEL平和大通り」を広島市中区田中町6―9に開業した。グループ会社のブローダではスマホ用の名刺交換アプリ「PiQy」(基本無料)の普及に注力。新たなビジネス習慣の発信も手掛ける。
 こうした新たなことにチャレンジする社内風土がある一方、真面目で穏やかな社風で離職率が低く、従業員の満足度は高い。会社基本理念は「Happy happy!=あなたの幸せが私の幸せ、Spec higher!=誠実な努力で日々成長」。評判、財務体質、実績、CS(顧客満足度)、ES(従業員満足度)まで、全てに世界で1番の自動車販売会社を目指す。

会社概要

株式会社広島マツダ
本  社:広島市中区幟町13-4
設  立:1941年5月(創業1933年1月)
資 本 金:8000万円
売 上 高:223億円(2020年9月期)
従業員数:443人(2020年10月現在)
事業内容:新車、中古車の販売・修理、損害・生命保険の代理店、
     車両リース、不動産の運用・管理など
T E L:082-225-3600

※2021年8月当時の情報です。