県内外のアパレル会社と連携
スポーツグッズ製造に参入

　国内トップクラスののぼり、旗、幕の製造販売のポップジャパン（安佐南区伴南２－５－１９－２６、熊本卓司社長）は、同業のインターネット販売などで競争が激化する中、一般消費者用の新たな商品づくりに注力する。県内外のアパレルメーカーなどと連携し、スポーツグッズなどの制作に乗り出す。のぼりだけではない総合的な布印刷会社を目指す。

　のぼりの製造技術を生かして既にスポーツやイベント用のビブス制作のほか、カープ関連では女性用「勝ちタイツ」などを販売している。今後は熊本県のユニホームメーカーや石川県のＴシャツメーカーなどと連携し、ユニホームや帽子、Ｔシャツなどを制作。県内外のスポーツ球団グッズの制作を視野に商品力を高める。社内のマーケティング部ではホームページ（ＨＰ）制作を手掛け、自社ＨＰでの通信販売を強化。２年以内にスポーツグッズ店を市内で開業し、一般消費者への周知を図る。このほか、法人向けではユニホーム製造会社と連携し、オーダーメードのユニホームに加え、工場の横断幕などの視覚的な表現を工夫し、現場を装飾。イベントでものぼりだけではなく、企画立案から集客、ノベルティグッズの制作を手掛け、全体をプロデュースする。

　同社は現在、北海道から沖縄まで全国に１２００件以上の代理店や旗店などの取引先を持つ。マーケティング部やデザイナー部門を連携させることで企画力を高め、新規取引先を増やす。