グループホームなど運営
県内最多の施設数誇る

好縁会グループ

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地域に密着し、質の高い医療・介護サービスを提供する


 1994年に東広島市西条で開業し、広島・東広島を中心に、総合型クリニックや介護施設などを展開する法人。下山直登理事長は「勤務医時代から、将来自分自身や家族が入りたいと思える施設を運営したいという夢がありました。2000年、認知症の方が少人数で共同生活を送る介護施設〝グループホーム〟を県内で初めて開設。その後、介護付き有料老人ホームの運営も始めました。背景には、住み慣れた地域で最期まで幸せで穏やかな生活を送ってほしい」と語る。現在は、県内に2つの総合型クリニックと、29の介護サービス施設、2つの保育園を運営し、グループホームの施設数は県内トップを誇る。「高品質・誠実・謙虚・向上心」を理念に掲げた行動指針「好縁会ウェイ」で、「あなたに会えて良かったと思われるよう、良き縁を紡いでいきたい」との思いがあるという。

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人材育成に力

 医療・介護が連携した質の高いサービスを提供するために、人材育成に積極的だ。「教育研修課」では教育・研修制度を充実させ、職員の成長意欲もサポートしている。例えば、未経験や資格を持っていない人でも安心して働いてもらえるよう、法人内での研修は年間約120回を勤務時間内に実施。また、費用補助制度を使って外部研修も受講可能だ。そのほか、新しいマニュアルツール「Teachme Biz」を取り入れ、各施設の新人教育やサービスの質の向上に役立てるなど、教育の効率化も図っているという。下山理事長は、「すべての職員が仕事に誇りとやりがいを持ち、物心両面にわたり幸せな人生を送ってほしいという思いから、教育・サポート制度を充実させています」と明かす。

デジタル活用でサービスの質向上

 タブレット端末を活用して介護記録をとるなど、介護職員の事務作業負担を減らし、利用者と触れ合う時間を増やしている。人にしかできないサービスの質を向上させることで、利用者だけでなく、従業員の満足度も高まっている。

常に新しい挑戦続ける

 21年12月には、東広島市と連携してSDGs推進に関する事業を展開し、普及促進活動に取り組む企業として、「SDGs未来都市東広島推進パートナー」に認定。持続可能な社会を目指す「SDGs」の理念に則り、活動範囲を医療・介護領域から障害・福祉・保育といった他領域に拡充し、地域の誰もが当事者意識をもって共に支えあう地域共生社会を目指す。22年春には、同市より委託された「東広島市西条南地域包括支援センター」を同市西条中央に開設。認知症やフレイル予防に行政や他の事業者と協力して取り組む体制を構築する。好縁会では性別、国籍、年齢、障害の有無にかかわらず個性や能力を発揮できる「ダイバーシティ」を重要視し、5年前から海外人材採用にも取り組む。さまざまな考え方や経験を持った人々が、それぞれの能力を発揮できる、well-being な職場環境を目指す。下山理事長は「医療・介護業界はコロナ禍の影響やAIの進歩などで、イノベーションが加速すると考えています。当グループの医療と介護が連携した最善のサービスで、人と社会の幸せに貢献したい」と語る。



会社概要

好縁会グループ
本  社:東広島市西条町寺家7432-1
設  立:1994年7月
資 本 金:720万円
売 上 高:28億2231万円(2021年6月期)
従業員数:653人(2022年4月現在)
事業内容:医療・介護事業
T E L:082-424-1266
U R L:https://koenkai-gr.jp/
※2022年8月当時の情報です。