グループホームなど運営
県内最多の施設数誇る

好縁会グループ

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地域密着で質の高い医療・介護サービスを提供


 1994年に東広島市西条で「下山クリニック」を開業した好縁会グループ。現在は県内に二つの総合型クリニックと、31の介護サービス施設、二つの保育園を運営し、グループホームの施設数は県内トップを誇る。下山直登理事長は「高品質・誠実・謙虚・向上心」を法人理念に掲げ、「あなたに出会えて良かったと思われるよう、良き縁を紡いでいきたい」と話す。

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年間120回の研修実施 未経験も安心の環境構築

 医療・介護が連携した質の高いサービスを提供するために、人材育成に積極的だ。「教育研修グループ」では制度を充実させ、職員の成長意欲を後押ししている。例えば介護未経験者の方でも安心して働いてもらえるよう、年間120回の研修を勤務時間内で実施。また、研修費用補助制度を使って外部研修も受講可能だ。そのほか新しいマニュアルツール「Teachme Biz」を取り入れ、各施設の新人教育やサービスの質の向上に役立てるなど、教育の効率化と質の向上を図る。下山理事長は「すべての職員が仕事に誇りとやりがいを持ち、物心両面にわたり幸せな人生を送ってほしいという思いから、教育・サポート制度を充実させています」と話す。

地域共生社会を目指して住民がふれあう交流の場へ

 超高齢社会を迎える中、地域に暮らす人たちの交流拠点として23年に「コミュニティベース八本松」を開設。高齢者などを孤独や孤立から援護する食堂主体の複合拠点を目指す。地域住民向けの食堂や食事の宅配を手掛けるほか、セントラルキッチンを置き、同グループ内施設の食事を内製化する予定だ。
 医療・介護を中心に、高齢者の地域生活を支援する地域包括ケアシステムを構築してきた同グループ。今後は障害を持つ人や子どもなどを含め地域共生社会を目指していく。例えば、東広島市では「くらしの保健室」の定期開催によって、健康増進や高齢者の認知症予防やフレイル予防に取り組む。コロナ禍で中断していた「子ども食堂」も23年4月から再開し、地域のあらゆる世代が交流でき、安心できる居場所づくりを目指している。また、高齢者のあらゆる困りごとの相談、解決を図るために「まごころサポート」のフランチャイジーとなりそのサービス提供範囲を拡大している。

「広島」の枠を超える

 同グループは、沖縄でもグループホームと看護小規模多機能を運営。広島で培った認知症介護のスキルが高い評価を得て、23年4月に沖縄3カ所目となるグループホームを開設した。さらに県外初となるクリニックを同所に開いた。広島での知見を生かし、沖縄での医療・介護の連携強化に取り組んでいる。
「今後は、特別養護老人ホームやケアハウスを中心とした複合施設をつくり、これまで当グループでは提供しきれていなかった方々に向けて、医療・介護そして福祉が連携した最善のサービスの提供を目指します」
 また、人材確保・育成の取り組みとして現在、グループ全体で約40人の外国人技能実習生や特定技能外国人職員が勤務。好縁会グループではダイバーシティ&インクルージョンを成長戦略の重要課題として捉え活動している。





会社概要

好縁会グループ
本  社:東広島市西条町寺家7432-1
設  立:1994年7月
資 本 金:720万円
売 上 高:30億345万円(2022年6月期)
従業員数:745人(2023年4月現在)
事業内容:医療・介護事業
T E L:082-424-1266
U R L:https://koenkai-gr.jp/
※2023年9月当時の情報です。