社会人生活スタート! 最初の赴任地
広島が今や第二のふるさとに

広島で働くメリット18

 大学卒業後、全国に支店のある企業に就職しました。新人研修終了後、たまたま配属されたのが広島支店でした。縁もゆかりもない広島の地でスタートした社会人生活。最初は不安でいっぱいでしたが、すぐに広島の街に魅了された私の体験談をご紹介します。

中国地方の拠点、広島支店に配属されて

社会人生活スタート!最初の赴任地“広島”が今や第二のふるさとに

 大学を卒業し、製薬会社に就職しました。就職して半年間は同期全員、本社に缶詰めで新人研修です。その期間、同期のメンバーと最初の配属地についていろいろと話したことを覚えています。それもそのはず、支店は全国展開しており自分の出身地が考慮されるケースはほぼ皆無。そのため配属先の辞令を皆ドキドキワクワクで待っていました。
 東日本にある大学を卒業した私でしたが、最初の配属先はなんと“広島”! しかも他の同期もおらず、新人は私1人という状況で縁もゆかりもない広島の地に足を踏み入れることに…。
 東京から広島への移住作業もバタバタと終え、感傷に浸る間もなく広島での新生活がスタートしました。

広島の人々のやさしさを感じたエピソード

 初めての土地で右も左もわからず、不安に感じることだらけでした。しかし1ヶ月ほど経つころには、「広島が好き!広島でがんばろう!」と確信したことを覚えています。このような心境の変化は、広島の人々のやさしさに触れたことがきっかけです。
 営業車が支給されるまでの期間、広島市西区にある自宅から中区のオフィスまで「広電」を利用して通勤していました。自宅は中心部から少し離れていたため、座席に座ることができました。
 しかし通勤ラッシュの時間帯なので、数駅進むとあっという間に満員状態に。座席に座って車内の様子を何気なく見ているときに、ふと東京の満員電車と様子が違うことに気付きます。広電の車内では、頻繁に座席を譲る行為が見られたのです! 通学中の高校生が年配の方に、中年の方が妊婦さんに、時にはおじいちゃんがさらに年上のおばあちゃんにと、皆恥ずかしがることなく積極的に席を譲っていました。
 そのことに気付いてからジッと座っている自分が恥ずかしく思え、席を譲るようになりました。席を譲ったことがきっかけで地元の方と会話がはじまり、リアルな広島弁を聞けたり、広島の街のことを教えてもらったりとうれしい展開になることもありました。

広島に根っこを下ろし、第二のふるさとに!

 たまたまやってきた広島でしたが、生活を送る中で現在の夫と出会い、広島に定住することになりました。夫も私と同様、就職でたまたま広島にやってきた県外出身者。夫婦ともに広島に親族などはいませんが、10年を超える広島生活でたくさんの友人に恵まれ楽しい日々を送っています。
 また現在わが家には2人の息子がいますが、息子が話すネイティブな広島弁を聞く度に “広島が第二のふるさと” になったことを実感します。これからも広島の人々のやさしさを見習いつつ、広島に下ろした根っこを太く長くできるようがんばります!

広島は移住におすすめのすてきな街

 広島の人々は“困っている人に救いの手を差し伸べる”ことが当たり前にできるやさしい心を持っています。わからないことがあれば、周りの人に遠慮なく助けを求めてみてください。きっと快く対応してくれるでしょう。