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デジタル展開を加速

株式会社中国新聞社

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 創刊130周年を来年迎える朝刊をはじめ、国内外の話題をやわらかく伝える第2の朝刊「中国新聞SELECT」や、広島東洋カープ公認のタブロイド紙「CARP TIMES」、小中学生向け「ちゅーピー子ども新聞」も発行している。
 広島、備後、防長(山口)の3本社と、中国5県を中心に張り巡らせた取材網を生かし、地域密着の最新ニュースを届ける。2019年秋にスタートした連載「ヒロシマの空白」は、いまだ明らかになっていない原爆被害の実態に光を当て、犠牲者の名前や詳細不明だった遺骨の身元を突き止めるなど、地道な調査報道を展開。「記憶を風化させないジャーナリズムの力を示した」と20年度の新聞協会賞を受賞した。写真企画「太田川 恵みと営み」や、地域の旬の食材やレシピを紹介する「エッヘン!産地ごはん」など、地域の今を伝える報道に力を入れる。
 無料通信アプリLINEと紙面を連動させ、読者の困りごとや疑問を掘り下げて取材する「こちら編集局です あなたの声から」といった、双方向を重視した紙面づくりにも注力。行政の施策改善につながるケースもあり、存在感を高めている。
 近年はデジタル展開を強化する。紙面とウェブサイトのそれぞれに最適なコンテンツを発信するため、21年春にベテラン記者で構成する「デジタルチーム」制度を創設。インターネットサービス「中国新聞デジタル」用に読み応えのある独自企画を次々打ち出している。

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新たな読者層を開拓

 学生や主婦など新たな読者層に向けた独自コンテンツにも力を入れる。毎週日曜に大手予備校の人気講師による連載「目指せ英単語マスター」、新聞を活用して小論文の力を磨く月一回の紙面講座を展開。紙面とウェブサイトを連携させ、紙面の新たな可能性を広げている。21年4月には、30~40代の女性を主なターゲットにしたタブロイド判フリーペーパー「アシタノ」を創刊した。「明日を、楽しく」をキーワードにグルメやお出かけなどの話題を盛り込む。第1・3金曜日に朝刊に折り込み、JR各駅やバスセンターなどにも置く。
 球団創設時から密着取材を続け、定評があるカープ報道。中国放送と球団との3者で共同運営するカープ公式アプリ「カーチカチ!」は、記事や選手インタビューなどで速報性を高め、ファンのニーズに応える。

地域を支える事業も

 地域振興に寄与する事業も手掛ける。コロナ禍が地域に影響を及ぼす中、県内の各地で生まれる多様な「支え合い」を発信し、その輪を広げるプロジェクト「#輪になれ広島」を開始。県内のマスコミ各社と連携し、苦境に立つ飲食店、医療機関を応援する取り組みを公式サイトで発信している。20年には、広島ゆかりのミュージシャンや画家、書家たちの活動を紹介するポータルサイト「ひろしまアーティストチャンネル・ええね!」も開設、支援した。
 5月の大型連休の「ひろしまフラワーフェスティバル」、1月に全国47都道府県の代表ランナーが力走する「ひろしま男子駅伝」など大型イベントの開催にも携わる。共同事業体の1社として、20年7月にリニューアルした平和記念公園内の被爆建物レストハウスの運営にも力を入れている。

会社概要

株式会社中国新聞社
本  社:広島市中区土橋町7-1
設  立:1892年5月5日
資 本 金:3億円
売 上 高:204億606万円(2020年12月期)
従業員数:425人
事業内容:日刊新聞の発行
T E L:082-236-2111
U R L:https://www.chugoku-np.co.jp/

※2021年8月当時の情報です。