常にチャレンジ進め
グループ売上20億円を目指す

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〝働くことが健康につながる〟職場へ


 IT技術を使った経営・業務改善を手掛ける。顧客が抱える問題に対し共に知恵を絞り、合理的で効果的な運営や解決方法を提案するシステムインテグレーション(SI)を得意とする。1999年、広島市中区河原町で創業。2000年が間近に迫る中、インターネット技術を使って企業を支える会社が必要になると考え、有馬猛夫社長が興した。
「本当に価値のある、ほかにはない新しい物を提案し、諦めずにやり続けることが重要。言われたものをつくる作業者ではなく、新たなアイデアを生み出し続ける開発者集団でありたい」

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量質転化の法則

 価値ある提案をするため、「大勢でアイデアを出し合う」、「他にはない新しいものであるかを確かめる」の2点を決まりに挙げている。量質転化の法則があるように、多くのアイデアの種を出し、複数人の価値観を通すことで独りよがりにならない提案に高めている。

 13年にiPadを使ったペーパーレス現場帳票ソリューション「ConMas i―Reporter」を販売。中小零細企業でも導入できるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)にも注力。特に個々の業務量としては多くはないが、大量の種類がある業務を対象に自動化をするロングテール部分を提案する。20年には複数の他社製品を組み合わせて各社に適した業務改善を後押しする〝半IoT〟コンサル業務「人的IoT生産効率化サービス」を本格的に始めた。

働くことで健康に

  17年から6年連続で健康経営優良法人(中小規模法人部門)に認定されており、19年4月には創立20周年を迎えた。

 「仕事は楽しく」をモットーに〝働くことが健康につながる〟職場を目指している。上司と部下がフラットな関係で気軽に相談ができる雰囲気のほか、ユニークな社内制度を導入。優勝者に賞金10万円を贈るアイディアコンクールなどを毎年実施している。アプリ開発、新規ITビジネス研究、資格対策など、クラブ活動も活発だ。ヘルスケアマネジメント協会の協力の下、ストレスチェックサービス「ココミル」も展開。22年中に、職場復帰支援システムのリ リースも予定する。

広島のIT活性化へ

 21年、大阪市の同業マイクロギアを、22年4月には首都圏の制御システム開発の協同アリシスデザイン(22年10月アナリックスに社名変更)を子会社化。グループで大都市圏での受注拡大を図るほか、開発リソースや業務ノウハウの共有などで生産性や技術力を高める。現在のグループ売上高は10億円規模となり、今後もM&Aなどで5年後に20億円を目指す。有馬社長は広島県情報産業協会の会長や全国地域情報産業団体連合会の副会長を務めた経験を持ち、業界の発展にも力を入れる。

 「IT業界は特に東京や関西などに仕事や人材が集中しがち。大都市圏に拠点を持つことで、広島にも優良な仕事と人材が入ってくる流れをつくりたい。効率化だけを求めるので はなく、人間らしさや人の持つ豊かさを引き出すようなシステムを提案し、ITで社会や、企業の経営を支えながら、新しい常識をつくるイノベーションにチャレンジし続けます」

会社概要

株式会社ネクストビジョン
本  社:広島市中区榎町2-15 榎町ビュロー6階
設  立:1999年4月14日
資 本 金:2200万円
売 上 高:7億5000万円(2022年12月期見込み)
従業員数:96人
事業内容:システム開発、クリエイティブ事業、ネットワークソリューション、IT研修事業
T E L:082-235-1576
U R L:https://www.nextvision.co.jp
※2022年8月当時の情報です。