尾道から世界へ
業務用洗濯機の国内トップメーカー

株式会社山本製作所

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 業務用洗濯機やコインランドリー用機器、リネン業界向けロールアイロナーなどの製造・販売を手掛ける機械メーカー。業務用洗濯機で国内トップクラスの生産台数を誇り、ドライ機部門では約50%の国内シェア(生産台数)を維持している。
 創業は1947年(昭和22年)。「真似るより真似られるようなマシンを創る」という信念で独自の技術を開発してきた。ほぼ全ての加工部品を自社生産しており、競争力の源泉とされる内製化率は95%を占める。他社に依存しない生産体制を築くことで、滞りのない半永久的な部品供給と価格競争を可能にしている。顧客が安心して長い期間、製品を使用できる「フォー・エバー・マシン」という独自の価値を提供する。
 営業が市場のニーズや要望を開発担当者にフィードバックし、企画~構想~設計~試作~完成の全製造プロセスに関わる開発手法を採用。オフィスと工場、顧客のもとを行き来しながらモノづくりに取り組むことによって実践技術が向上し、顧客のニーズに沿った製品開発を可能としている。

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安定を支える5つの事業

 業務用洗濯機メーカーとして手掛ける分野は大きく5つある。1つ目は近年大きく市場が拡大したコインランドリー事業。2つ目は町のクリーニング店で使われるホームクリーニング向け。3つ目は各種工場や自衛隊、野球チーム、病院・福祉施設向けなど多岐にわたる一般産業向け。4つ目はホテルリネン向け。5つ目は輸出向け。業務用洗濯機というニッチなマーケットながらも、顧客別に全方位を網羅しており、経営の安定性を高めている。

成長戦略を支える生産基盤

 2019年1月に従来の工場に隣接して新工場を稼働。日本を代表する工作機械メーカーのアマダ社にとっても世界初という複合ラインを導入するなど、最新鋭の設備・機器によって生産効率が格段にアップした。
 また、20年11月には、もう一棟の新工場を着工。21年5月に稼働した。さらに将来の工場増設用地もすでに確保しており、死角のない成長戦略を描いている。

日本一から世界のトップメーカーへ

 創業80年を迎える2027年に売上高100億円を当面の目標に掲げる。国内市場で70億円程度までの成長を見込んでいるが、大きなチャンスをつかむための最大の戦略が海外展開だ。
 海外市場向けの製品開発や販路開拓、生産設備の拡充など、約10年かけて世界で勝負できる体制づくりを進めてきた。特に最大のマーケットである米国では、12年にカンザス州に現地法人を設立し、米国向け製品の開発や全米を網羅する代理店ネットワーク構築に注力している。そして19年には10年来の努力が実を結び、米国での売上高が前年から倍増。20年はコロナの影響があったが、治まれば米国市場での売上高は毎年5割増を見込んでいる。アジアやヨーロッパ市場開拓に向けた準備も盤石だ。18年にフランスに現地法人を設立し、20年からはスウェーデンの大手サプライヤーへのOEM供給がスタートした。アジアでもシンガポールやマレーシア、香港、インドへと代理店開拓を進めている。尾道から世界へ、他の追随を許さないブランド構築を目指す。

会社概要

株式会社 山本製作所
本  社:広島県尾道市長者原1-220-19
設  立:1956年7月(創業1947年4月)
資本金:1億円
売上高:43億9900万円(2020年12月期)
従業員数:180人(2021年1月現在)
事業内容:業務用洗濯機全般の製造と販売
T E L:0848-48-5300
U R L:https://www.onomichi-yamamoto.co.jp/

※2021年8月現在の情報です。