最新の情報提供と最適な提案強み
ロボットのトータルコーディネーター目指す

三光電業株式会社

 電子・制御・FA機器の地場大手商社で、ロボットを用いることで多様な機器をネットワークにつなげるIoTの導入提案を強化している。
 2018年開設のロボットショールーム「ロボットパークひろしま」(広島市南区比治山本町)を19年にリニューアルし、世界トップシェアの協働ロボットメーカーであるユニバーサルロボットと契約するなど、体制を拡充。森脇社長は、「製品を売るだけではなく、お客さまの課題を分析し、さまざまな機器を組み合わせた提案が強みです。当社の社員にとっても、お客さまの課題解決のために深く考えを巡らせる意味で、やりがいのある仕事です。ロボットに限らず、導入先の業務改善や効率化につなげられるよう『最新の情報提供と最適な提案』をモットーに、『お客さまにとってなくてはならない』商社であり続けたい」と話す。19年には中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の一つに選ばれ、決意を新たにした。
 ロボットパークひろしまでは、IoTの事例を展示。さまざまな機器を組み合わせて課題に応じた提案を行うほか、企業の人手不足を解消する手段としても訴求する。森脇社長は、「ロボットシステム構築の専門家・システムインテグレーター(SIer)を育成しており、17年に経産省と日本ロボット工業会の『ロボット導入促進のためのSIer育成事業』に採択。21年にはロボットパーク内にロボットのトレーニングセンターを開設予定です。ロボットのトータルコーディネートができるロボットSIerの育成に注力して新たな付加価値を創出し、お客さまにとってなくてはならない商社を目指します」という。子ども向け「ものづくり教室」開催に加え、高校生など対象の「ロボット甲子園」の中国ブロック事務局となり、21年からロボットパークを会場に活用する。

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働き方改革で成果 人材育ち、堅調に推移

 働き方の改善に長年取り組み、広島県働き方改革実践企業に認定。社員の有給休暇取得や、週1回の午後6時退社を徹底。固定残業代を付けるなど、努力した人は早く帰っても収入が減らない仕組みを整備。そうして家族と過ごし、自分の時間を有意義に使ってもらう。スキルアップ手当や、子ども手当の支給などもある。毎月、目標達成率の高い営業員と所属先の所長を食事に招き、モチベーションを高めている。また和太鼓やマラソンの部活動があり、社員の生活の充実を側面からもサポート。社会貢献で「赤い羽根の水」を通じた募金や広島ドラゴンフライズのスポンサードゲーム開催、ヴィクトワール広島の支援を行っている。
 優秀な人材が多く育ち、16年7月期に売上高100億円を突破。無借金経営で堅調に推移し、19年7月期に117億円を計上した。事業拡大に伴い、19年3月に旧本社向かいに新本社屋を完成。2階建てで、大規模な社員研修ができる会議室や「ものづくり統括部」の実験室・暗室などを備える。20年1月には旧本社2階の倉庫を活用し、多様な制御部品・電子部品の実物を見ながら購入できる「倉庫deショップ」をオープン。少量多品種な物やアウトレット、ヴィンテージ部品も扱う。1階にはグループの三光電子製作所が入居。森脇社長は「新社屋敷地内で町内のお祭りができるスペースと、サツマイモ畑をつくりました。地域に貢献したい」と思いをにじませた。

会社概要

三光電業株式会社
本  社:広島市西区商工センター5-11-7
設  立:1962年3月資本金:7000万円
売 上 高:117億円(2019年7月期)
従業員数:160人
事業内容:電子・制御部品の卸、制御・FA機器の販売
T E L:082-278-2351
U R L:http://www.sumnet.co.jp/

※2020年8月当時の情報です。