安全靴に世界基準という選択肢を
創業96年、日本の安全靴の常識を変える

株式会社ノサックス

 2019年に創業95周年を迎えた老舗安全靴メーカー。「安全靴に世界基準という選択肢を。」というスローガンを掲げ、製品開発レベルを高めている。「当社は1924年に曽祖父が『野口護謨製造所』として南区段原で創業。高度経済成長期、独自ブランドの革付きビニール作業靴『キングクラウン』で成長しました。このシリーズにさらに磨きをかけ、発展させていきたい」と語る野口隆志常務。近年、国内では技術開発に特化し、生産機能は主に中国とベトナムに移している。以前から国内の技術者を派遣して両国での技術レベルを高め、欧州および米国の安全基準をクリアするなど高付加価値な製品づくりを加速させている。

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 最近ではオリジナルブランド「キングクラウン(KC)シリーズ」が国内最大手の自動車メーカー、トヨタ自動車で採用された。同製品は国内基準に加えて欧州および米国の安全基準を満たしており、安全靴の基本性能である耐衝撃性能はJIS規格の3倍の200J、耐滑性能も国内基準で最高の「区分5」をクリアしているなど、国内最高の安全性能を誇る。
 20年1月には、同シリーズの新製品3種を発売。マジックテープなどを採用したスニーカータイプで快適性に優れ、大手自動車メーカーの工場で試験導入している。これらの新製品も欧州や米国の安全基準の取得を行い、広島県内のものづくり企業へ提案する。
「全く知られていないが、日本の安全靴の基準は世界的にみると圧倒的に低い。当社は欧州や米国の高い安全基準を満たしながらも日本人の足に合った安全靴を製造することで、日本の製造現場の安全を足元から底上げする役割を担いたい」
 その他の製品は、道路舗装工事専用、溶接・炉前作業用、厨房用など、用途に特化した展開をしている。建設業界で使う「鳶シリーズ」は近年ファッション性も追求し注目を集めた。安全靴だけにとらわれない製品作りも進め、カープグッズのスニーカーなども企画、近年はスポーツ用品メーカーへのOEM供給も始めている。
「製造現場の安全を足下から守るとともに、その技術を生かし、新たな領域で挑戦したい」

会社概要

株式会社ノサックス
本  社:東広島市田口研究団地6-40
設  立:1951年1月(1924年5月)
資 本 金:3000万円
売 上 高:9億9300万円
従業員数:16人
事業内容:安全靴の製造企画・販売、安全衛生保護具の販売
T E L:082-425-3241
U R L:http://www.nosacks.co.jp/

※2020年8月当時の情報です。