マツダ 走行性と実用燃費向上へ
新世代エンジン開発や排気量拡大

マツダ株式会社

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 マツダ(丸本明社長)は新世代エンジンの開発や新技術の採用、排気量引き上げで、走行性能と実用環境下の燃費向上を積極化する。

 2019年から、ガソリンと空気の混合気をピストンの圧縮で自己着火させる燃焼技術「圧縮着火」を世界で初めて実用化する次世代エンジン「SKYACTIV‐X」を導入予定だ。現行のガソリンエンジン「SKYACTIV‐G」に比べ全域で10%以上、最大30%のトルク向上を実現。エンジン単体の燃費改善率は同最大20~30%を見込む。ギア比選定の自由度の大幅拡大により、走りと燃費を高次元で両立するという。

 また、国交省が市街地、郊外、高速道路といった走行状況での燃費測定方法「WLTCモード燃費」へ切り替えを進める中、同燃費の向上も図る。同社は8月30日に小型乗用車「デミオ」でSKYACTIV‐Gの排気量を1・3㍑から1・5㍑に拡大し、ゆとりのあるスムーズな走りを追求。エンジン効率の良い領域を有効に使用でき、アクセルの踏み込みやシフトダウンの頻度が減少して実用燃費の向上につながる。

 このほか、3月に改良したCX‐5はSKYACTIV‐G2・0と同2・5にエッジカットピストンや低抵抗ピストンなどの新技術を搭載。同2・5には気筒休止技術を初めて採用した。クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV‐D2・2」も急速多段燃焼などで実用燃費や走行性能を向上させた。5月改良のCX‐3は、SKYACTIV‐Dを従来の排気量1・5㍑から1・8㍑に拡大。6月にはアテンザにSKYACTIV‐G2・0、同2・5、ディーゼルエンジンのSKYACTIV‐D2・2を採用するなど改良。同D2・2は気筒休止技術を採用するなど、いずれも性能を高めている。

 

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