〝本業×AI〟推進
必要とされ続ける企業体へ

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技術者集団の付加価値高める

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 2026年7月、AI活用を成長戦略の柱に中期三カ年計画をスタートした。機械設計をはじめ解析やシステム開発、翻訳など専門性の高い事業領域を網羅する大興グループ。それぞれの強みを生かしながらAIを掛け合わせることで新たなビジネスモデルを確立する。変革が求められる経営環境下、必要とされ続けるエンジニアリングサービスを目指す。

言語業務を最適化

〝本業×AI〟の先陣を切ったのはアビリティ・インタービジネス・ソリューションズ(AIBS)だ。製造業向けトータルエンジニアリングサービスを展開するグループ6社のうち、翻訳・通訳サービスに30年以上携わる。逆風となるAI普及を逆手に、翻訳を必要とする企業や翻訳事業者向けにオールインワンAI言語サービス「KORREPET(コレペット)」を開発した。
 45カ国語以上を扱う実績を土台に、言語業務で活用するAI機能を一元化して、業務フロー全体の効率化を後押しする。「ChatGPT」や「Gemini」など高性能AI6種類の特性や得意な機能を言語業務に合わせて選び、生産性向上と機密情報の保持に役立ててもらう。

変化を支える力に

 AI台頭で従来の発想に留まっていては企業の発展や成長戦略は望めない。技術者集団としてものづくり現場の〝困りごと〟に着眼、解決につないできた。その50年近い実績をテコに、AIBSに続く新たなビジネスモデルを急ぐ。
 濵本英亮社長は、「AI活用が、DX推進や省力化、人材確保などの分野で加速している。こうした変化を支える力を発揮し、企業に成長と革新を実現してもらうことが、大興グループの使命。技術と人の力を融合させた高付加価値の提案をさらに強化していきたい」と意気込む。
 そのためにも、技術者一人一人のキャリア形成を支援し、成長が実感できる仕組みの整備とともにグループ全体の連携を深化させる構えだ。

何と向き合うか

 大興グループは機械設計を起点に業歴を重ね、自動車関連を主力に顧客の海外展開に合わせて業績を拡大してきた。現在、5軸のプロフェッショナルサービス体制を敷く。
 ダイコーテクノ=自動車および機械設計・CAE解析など、ダイテック=自動車分野をはじめ半導体や工作機械、医療機器などのマニュアル制作、ダイコーⅠWS=システム開発やDX導入支援、プレコ=人材サービス・教育・ドキュメント制作、そして翻訳・通訳・知的財産管理サービスのAIBS。中計で、これら各社のノウハウやナレッジのデータ化を進め、各ビジネスモデルへのAI実装を組み込んでいく。5軸AIの本領発揮も培った開発力、トライ&エラーの蓄積があってこそ。企業の目的を洗い出し経営の一助となるべく、課題解決に向き合い続ける。

今を変える

 急速に普及するAIの活用は必須と判断。新ビジネスモデルが始動しても、本業で戦っていくことに変わりはない。もともと〝人力〟による受託サービスが主力だが、独自開発の製品販売事業も視野に入れる。
 事業推進体制の変革に臨み、「若手が発想する場をつくりたい。今を変えることを障壁とせず、ポジティブに捉えることが大事」と濵本社長。創業来の基本理念〝仕事が人を育て 人が企業を育てる〟を実践する。



会社概要

大興グループ
本  社:広島市中区宝町4-28
設  立:1984年4月
資 本 金:8275万円
売 上 高:110億円(2026年6月期)
従業員数:約900人
事業内容:子会社6社を含むグループ10社で機械設計、解析、システム開発、翻訳・通訳、知的財産管理支援、ドキュメント制作、派遣ほか
T E L:082-241-7088
U R L:https://www.daikonet.co.jp/
※2026年9月当時の情報です。